■日本での窓口「Bott Japan(ボット ジャパン)」をトイファクトリーが展開
日本を代表するキャピングカー・ビルダーであるトイファクトリーは、イタリアのフィアットプロフェッショナル正規ディーラーとしてデュカトの国内販売も手がけています。2023年2月に行われた「ジャパンキャンピングカーショー2023」は、「デュカト祭り」といえるほど、同正規ディーラーから多くのモデルが発表されていました。
また、トイファクトリーは、車載用キャビネットシステムのヨーロッパ最大手、ドイツのbott(ボット)社と日本での総代理店契約を結んでいます。
このほど、bottとのコラボレーションを本格稼働させ、今後トイファクトリーは日本での窓口「Bott Japan(ボット ジャパン)」を展開します。
同時に、新しい提案として、自転車整備ルームに仕上げられた仕様が、2023年5月20日(土)、21日(日)に愛知県で開催されたアウトドアイベント「フィールドスタイル」で披露されました。
この提案は、車内を自転車整備ルームに仕立てられたbott製品の活用の一例です。
bott製品は強度や安全性に優れ、豊富な種類を揃えているのも強みです。多様化するワークスタイルやバイクのトランスポーターなど、企業や個人用途に向けて、今回のような多様な提案を本格開始していくそう。
bott製品を車載するメリットは道具が整理された使い勝手のいい作業車両に仕立てられること。誰がどの車両を使っても同じ作業ができるため、作業効率もアップ。軽量化と強度を両立したアルミ製であることもbott製品の特徴で、耐久性に優れるという利点もあります。
また、bott製品は約2万5000種もの部品から成型される多種多様なユニットから選択できます。豊富なユニットの組み合わせにより、ガスボンベや脚⽴などの固定しにくい⼯具、細かい補修パーツの収納などの悩みも解決できます。
さらに、専用工具箱などの車外持ち出しアイテムもあり、車載時にはキャビネットに戻すと自動的にロックされるため、運転時にも飛び出すことがなく安全です。
フィアット・デュカトの車内がbottユニットで自転車整備ルームに仕上げられた今回の提案(一例)は、1880mmという室内高による広い荷室を活かし、キャビネットや有孔ボードを設置。工具やサイクルパーツ、メンテナンスアイテムが配置された車内は、動く工具箱とも表現できそうです。
新しい提案である特別仕様車は「ASO bott」を「TOY BIKE」仕様にしたもの。
また、左スライドドアには電動ステップが備わり、スライドドアを開けるとピットルームが広がります。「bott」のキャビネットシステムが構築されていて、室内で立ったままミニベロのメンテナンスができるのです。
新たな提案であるこの特別仕様は、今後、トイファクトリーの各店舗で展示される予定です。
(塚田勝弘)