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■プリウスにアグレッシブなフロントマスクを採用
Toyota Gazoo Racingが2023年6月10日~11日に開催予定のル・マン24時間レース100周年大会において、新たなコンセプトカーを展示すると予告しました。
同レース期間中に、「モータースポーツ参戦における数々の挑戦で鍛え上げられてきた車両技術を搭載したコンセプトカーの展示を行います」としています。
フロントバンパーに4灯式フォグランプを備えた車両のティザー画像が添えられており、その画像の明度を上げて行くと、見覚えのあるクルマが出現。
バンパー上部の形状などから、この車両が現行のトヨタ「プリウス」をベースにしていることが分かります。
バンパー開口部の大型化に加え、両サイドに2段式カナードを設けるなど、かなりアグレッシブな印象で、レース会場にずらりと展示されるル・マン24時間レース優勝車の中でも、大いに目を惹きそうです。
●2.0Lハイブリッドシステムをさらにパワーアップ?
各情報を元に再現したのがこちらの画像で、まさに「GRプリウス」といった印象。
今回公開予定のコンセプトカーは競技仕様のようですが、市販仕様ではフロントマスク全体のイメージを維持しつつ、4灯式フォグランプやカナードなどが改められるものと予想されます。
GRプリウスを彷彿させる同コンセプトカーでは、チューン版の2.0エンジンとハイパワーな前後モーターの組み合せにより、PHEVのシステム最高出力223psを大きく上回る性能を保有していると思われ、GRヤリスやGRカローラが純ガソリンエンジン仕様であるのに対して、HEV仕様の同車の場合、300ps超えは確実。
●「GRプリウス」登場はプリウス販売増に寄与
2023年1月にデビューした5代目となる現行プリウスでは、デザインが一新されて大きくイメージが変化しました。
それまでの航空機のようなボディサイド後部の“翼”を廃し、スッキリとした意匠を採用したことが功を奏したようで、販売状況の方も半導体不足で苦戦するなか、2月が7,681台、3月が9,861台、4月が7,838台と好調に推移しています。
「GRプリウス」が登場すれば、スポーティな印象が一層高まることが予想され、同車の販売に寄与しそう。
カーボンニュートラル社会実現へ向けた取り組みを紹介するテーマ展示“Japan Endless Discovery”で華々しく公開される、競技仕様の“GRプリウス”に期待が高まります。
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トヨタ プリウス
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