■365GTBなどフェラーリの古典的モデルからインスピレーションを得たシューティングブレーク
イタルデザインの外装デザイナー、サミュエル・エリコ・ピッカリーニ氏が、フェラーリの次世代GTCを提案しました。
フェラーリ「プロサングエ」の登場により、「GTC4Lusso」が置き換えられましたが、2+2シューティングブレークの領域は残されました。
そこで同デザイナーは「SB12 GTCシューティングブレーク」を提案、クロスオーバー「プロサングエ」よりもさらに洗練されたデザインが完成しました。もちろん、このプロジェクトはピッカリーニ氏の個人的な時間に実施されたものであるため、イタルデザインやフェラーリとは一切関係はありません。
完成したCGは、「365 GTB/4 デイトナシューティングブレーク」や 、「365 GTC」などの古典的なフェラーリモデルからインスピレーションを得ているといいます。
フロントエンドには、スリムなL字型LEDデイタイムランニングライトを装備、際立つグリルと威圧的なエアインテークも特徴的です。また「812スーパーファスト」現行型同様に、ヘッドライトのすぐ上に小さなエアインテークが配置されています。
側面では、長く優雅なホイールベース、黒と銀のスポークが付いた大径ホイール、蛍光イエローのブレーキキャリパー、ポップアップドアハンドル、そして洗練されたスリムなサイドミラーが見てとれるほか、ルーフは全面ガラスルーフが採用されています。
リアエンドも、フロントエンドやサイドビューに負けず劣らずゴージャスです。「ローマ」に似たスリムなクワッドLEDテールライトを備え、4本の排気口と顕著なディフューザーが確認できます。また、トランクの中が見えるガラス製のデッキリッドは圧巻です。
2+2シューティングブレークが直ぐに製品化されることはないと思われますが、プロサングエが高い人気を得ており、今後検討される日が来るかもしれません。