イタルデザインのデザイナーが提案するフェラーリ「SB12 GTC」に注目

■365GTBなどフェラーリの古典的モデルからインスピレーションを得たシューティングブレーク

イタルデザインの外装デザイナー、サミュエル・エリコ・ピッカリーニ氏が、フェラーリの次世代GTCを提案しました。

フェラーリ SB12 GTCシューティングブレーク 予想CG
フェラーリ SB12 GTCシューティングブレーク 予想CG

フェラーリ「プロサングエ」の登場により、「GTC4Lusso」が置き換えられましたが、2+2シューティングブレークの領域は残されました。

そこで同デザイナーは「SB12 GTCシューティングブレーク」を提案、クロスオーバー「プロサングエ」よりもさらに洗練されたデザインが完成しました。もちろん、このプロジェクトはピッカリーニ氏の個人的な時間に実施されたものであるため、イタルデザインやフェラーリとは一切関係はありません。

Ferrari-SB12-GTC-14-scaled

完成したCGは、「365 GTB/4 デイトナシューティングブレーク」や 、「365 GTC」などの古典的なフェラーリモデルからインスピレーションを得ているといいます。

フロントエンドには、スリムなL字型LEDデイタイムランニングライトを装備、際立つグリルと威圧的なエアインテークも特徴的です。また「812スーパーファスト」現行型同様に、ヘッドライトのすぐ上に小さなエアインテークが配置されています。

側面では、長く優雅なホイールベース、黒と銀のスポークが付いた大径ホイール、蛍光イエローのブレーキキャリパー、ポップアップドアハンドル、そして洗練されたスリムなサイドミラーが見てとれるほか、ルーフは全面ガラスルーフが採用されています。

フェラーリ SB12 GTCシューティングブレーク 予想CG
フェラーリ SB12 GTCシューティングブレーク 予想CG

リアエンドも、フロントエンドやサイドビューに負けず劣らずゴージャスです。「ローマ」に似たスリムなクワッドLEDテールライトを備え、4本の排気口と顕著なディフューザーが確認できます。また、トランクの中が見えるガラス製のデッキリッドは圧巻です。

2+2シューティングブレークが直ぐに製品化されることはないと思われますが、プロサングエが高い人気を得ており、今後検討される日が来るかもしれません。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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