次期型日本導入への布石!? ヒョンデ「i30」改良型はボンネットに注目

■フルエレクトリック世代交代へ2~3年延命措置

ヒョンデが製造・販売する欧州Cセグメントモデル「i30」改良型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット

初代i30は2004年に登場。第3世代となる現行型は2016年から販売されており、ハッチバック、ステーションワゴン、そしてファストバックスタイルが存在しています。

2021年にはフェイスリフトが行われ、スリムなLEDヘッドライトを装備するなどしましたが、さらなるアップデートが計画されているようです。

i30は次世代型でフルエレクトリック化を目指しており、そのためにもう1~2年長く現行世代を存続させたいためと思われます。

ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプですが、フロントエンドではヘッドライトに大きな変更はないようで、台形のグリルがノーズの重要な役割を果たしています。

新設計されるバンパーエアインテークの形状もうっすらとわかりますが、フードは布とブロック状のパネルで覆われており、このセクションにデザイン変更がなされる可能性を秘めています。

また、側面でもドアやハンドルを隠蔽、リアエンドではハッチを隠すために大きなコブが付けられています。テールライトは現行型より丸みを帯びているようですが、プレースホルダーの可能性もありそうです。

ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ i30 改良型プロトタイプ スパイショット

現行型のキャビン内は、7.0インチのデジタルドライバーズディスプレイを追加し、安全技術を向上させました。プロトタイプのダッシュボードもここでは覆われているとはいえ、いくつかのアップデートが予想されます。

パワートレインは、2021年にマイルドハイブリッドアシスト付きの1.5リッターエンジンが新たなエンジンオプションとして設定されており、キャリーオーバーされるはずです。

そして2025年に予想される世代交代では、フルエレクトリックモデルとなる予定ですが、そのタイミングで日本市場進出も視野に入れている可能性もありそうです。

 (APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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