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■タウンエーストラックがベースのライトキャブコン
キャンピングカー好きなら誰もが憧れるのが、本格的な装備を持つキャブコン(キャブコンバージョンの略)。
ワンボックスカーやトラックなどをベースに、オリジナルのシェル部(居住空間)を架装したキャンピングカーのことですが、一方で、車体が大きいモデルも多く、市街地などでは運転がしづらいと思っている人も多いと聞きます。
そんな本格モデルが欲しいけれど、もっと気軽に運転したいユーザーなどに最適なのが、埼玉県を拠点とするコーチビルダー(製造メーカー)「プレシャスモストRV」の新型キャンパー「ヴィーナス(VENUS)」です。
小型トラックの「タウンエーストラック」をベースにしたこの新型は、コンパクトなボディを持つことで、乗用車感覚で運転することが可能。
それでいて、シェル部を最大化することで、最大6名の乗車も可能という広々した居住空間を持つことが魅力。また、サブバッテリーや走行充電システムなども装備することで、キャンプや車中泊での快適性も充実したモデルです。
●乗用車感覚で運転できるキャブコン
小回りがきく小型トラックのタウンエーストラックをベースに、大きな居住空間を確保するオリジナルのシェル部を架装したキャブコンタイプの新型モデルがヴィーナスです。
ボディサイズは、全長4830mm×全幅1890mm×全高2760mm。特に全長や全幅はさほど大きくなく、しかも普通自動車免許があれば運転可能。誰もが乗用車感覚でドライブできるキャンピングカーです。
また、空間を最大限使用できるように開発されたシェル部は、前述の通り、最大で6名の乗車が可能。さらに、就寝スペースは、シェル部の上前方にあるバンクベッドなどもあることで、大人4名+子ども2名(または大人1名)を確保。家族はもちろん、友だち同士でのグループ旅行なども気軽に楽しめる仕様になっています。
ほかにも、シェル内の各シートにお手入れが簡単なフェイクレザーを採用するなどで、高い利便性も誇ります。
●家電製品が使える装備も充実
ヴィーナスは、キャンプや車中泊などで、室内を快適にする装備も充実です。まず、エンジンを停止したままでも家電製品が使えるサブバッテリーには12V100Ahタイプを採用。走行充電システムも装備することで、移動中にサブバッテリーへ十分な充電をすることができます。
また、オプションには、大容量12V400Ahのリチウムイオン・サブバッテリーや、ソーラーパネルなども設定。家電製品などを長時間使っても安心な装備も用意しています。
さらに、冷蔵庫、ダイネットテーブル、電子レンジ、シンク、アクリル二重窓、室内LED照明などを標準装備。また、オプションの家庭用エアコンを装備すれば、暑い日に外出する際、ペットを室内にお留守番させても熱中症の心配がなく安心です。
価格(税込)は577万6715円〜(オプションなし・諸費用別)で、2023年5月23日(火)より発売中です。
(文:平塚 直樹)