APOLLO 
■ヘッドライトはノンスプリット採用。これが燃焼エンジンを搭載した最後のアウディQ5か？
アウディは現在、主力クロスオーバーSUV「Q5」次期型の開発を進めていますが、その高性能モデルとなる「SQ5」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
捉えた開発車両は、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされているばかりか、市販型コンポーネントを備えた最終仕様です。
フロントエンドでは、新デザインのシングルフレームグリルを装備。コーナーエアインテークがメッシュパターンを持っています。
またヘッドライトは、メインヘッドライトの上にあるスリムな新LEDデイタイムランニングライトを配置していることがわかりますが、「Q6 e-tron」のデュアルヘッドライトと異なり、Q5次期型ではノンスプリットの一体型ランプユニットを採用していることは興味深いです。
後部では、円形のクワッドエキゾーストパイプをインストール、「S」パフォーマンスのDNAを示しているほか、かなりスリムになった最終LEDテールライトが初めて確認できます。
クラムシェルテールゲートがなくなった結果、開口部は少し狭くなりますが、荷物を積み降ろしするのに十分な広さは保たれているようです。
キャビン内では、小型のデジタルインストルメントクラスターと、大型のタブレットタッチスクリーンが追加、ディスプレイはより大型化され、センターコンソールから突き出たレイアウトになります。また、よりスポーティなステアリングホイール、グリップの高いシートなどSブランドの専用トリムが期待できるでしょう。
アウディは、2026年以降に発売されるすべての新モデルがEVになることをすでに発表していることから、これが燃焼エンジンを搭載した最後のアウデQ5世代になることは間違いありません。
今年後半には、ユーロ7規制に準拠するようにクリーン化された直列4気筒ガソリン、およびディーゼルユニットのラインアップが期待されます。 SQ5次期型では、V型6気筒エンジンを維持するのか、直列4気筒にダウンサイズするのかは不明ですが、直4が有力だといいます。
Q5次期型のワールドプレミアは、2023年後半に予定されており、高性能SQ5は2024年のデビューが予想されています。
市場では、BMW「X3 M40i」らをライバルとしますが、より強力な「X3 M」やメルセデスAMG「GLC 63」に対抗すべく「RS Q5」が登場することが期待されています。
