HONDAファン狂喜乱舞!スーパーGT2023第2戦富士GT500予選結果はHONDA大感謝祭。ポールはSTANLEY NSX-GT【スーパーGT 2023 GT500】

■ARTA16号車の大津選手が火花散らしてトップタイム

快晴に恵まれた5月3日、2023年スーパーGT第2戦FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』の公式予選が静岡県の富士スピードウェイで行われました。GT500の予選結果は100号車 STANLEY NSX-GTがポールポジションとなりました。

STANLEY NSX-GT
STANLEY NSX-GT

GT500の予選はノックダウン方式で行われ、まずQ1で15台全車が出走し、上位8台がポールポジションを決定するQ2へ進出できます。

そのQ1は15時48分から10分間で行われました。その中で24号車 リアライズコーポレーション ADVAN Zや3号車 Niterra MOTUL ZなどNISSAN Z GT500勢がタイムを出し始めます。その後徐々にタイムを上げてきたのがHONDA NSX-GT勢。

ARTA MUGEN NSX-GT
ARTA MUGEN NSX-GT

8号車 ARTA MUGEN NSX-GTがトップタイムを出すとチェッカーが振られます。そのチェッカーラップにまだ計測を続けていたのが16号車 ARTA MUGEN NSX-GTの大津弘樹選手。

チェッカーラップで火花を散らしながらのアタックで1分26秒595を出してQ1トップに躍り出ます。

ARTA MUGEN NSX-GT
ARTA MUGEN NSX-GT

16号車の大津選手にタイムを抜かれたとはいえ堂々の2番手タイムとなった8号車 ARTA MUGEN NSX-GT。ARTAがQ1のトップ1、2となりホンダ勢の強さを見せつけます。3番手にはリアライズコーポレーション ADVAN Zが入ってきました。


●残り1分のタイム合戦でSTANLEY NSX-GTがポール

16時26分から10分間で行われた予選Q2。

残り3分ほどでリアライズコーポレーション ADVAN Zが1分26秒台に入れたことが合図となってタイム合戦が始まり、次々とタイムが塗り変わっていきます。

残り2分弱で100号車 STANLEY NSX-GTの牧野任祐選手が1分26秒420でトップに立ちます。

STANLEY NSX-GT
STANLEY NSX-GT

続いて16号車 ARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺選手が1分26秒609で2番手に食い込みますが、HONDA NSX-GT勢のフロントロー独占を阻止してきたのが19号車 WedsSport ADVAN GR Supra。阪口晴南選手が1分26秒496で2番手に食い込んできます。

WedsSport ADVAN GR Supra
WedsSport ADVAN GR Supra

これによりポールポジションはSTANLEY NSX-GT、2番手にWedsSport ADVAN GR Supra、そして3番手に16号車 ARTA MUGEN NSX-GTという予選結果となりました。

ARTA MUGEN NSX-GT
ARTA MUGEN NSX-GT

STANLEY NSX-GTの牧野任祐選手は自力でのポールポジションは2度目、そして富士では初の自力ポールポジションをもぎ取ったことになります。

牧野選手は富士で初ポール
牧野選手は富士で初ポール

また、Q1とQ2ともにHONDA NSX-GT勢がトップタイムを叩き出したことにより現地のHONDAファンは狂喜乱舞!

まさにHONDA大感謝祭の様相となっていました。

STANLEY NSX-GTのドライバーと監督
STANLEY NSX-GTのドライバーと監督

決勝レースは5月4日の13時30分スタート。ロングディスタンスな450㎞、100周で競われます。

●スーパーGT2023第2戦 富士 GT500予選結果

ポールポジションを喜ぶSTANLEY NSX-GTのレースクイーン
ポールポジションを喜ぶSTANLEY NSX-GTのレースクイーン

順位 ゼッケン 車名 ドライバー タイム
1 100 STANLEY NSX-GT 山本 尚貴、牧野 任祐 1’29.420
2 19 WedsSport ADVAN GR Supra 国本 雄資、阪口 晴南 1’26.496
3 16 ARTA MUGEN NSX-GT 福住 仁嶺、大津 弘樹 1’26.609
4 14 ENEOS X PRIME GR Supra 大嶋 和也、山下 健太 1’26.743
5 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z 佐々木 大樹、平手 晃平 1’26.779
6 36 au TOM’S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 坪井 翔、宮田 莉朋 1’26.786
7 8 ARTA MUGEN NSX-GT 野尻 智紀、大湯 都史樹 1’26.816
8 17 Astemo NSX-GT 塚越 広大、松下 信治 1’26.953
9 3 Niterra MOTUL Z 千代 勝正、高星 明誠 1’27.538
10 23 MOTUL AUTECH Z 松田 次生、ロニー・クインタレッリ 1’27.584
11 37 Deloitte TOM’S GR Supra 笹原 右京、ジュリアーノ・アレジ 1’27.649
12 1 MARELLI IMPUL Z 平峰 一貴、ベルトラン・バゲット 1’27.704
13 38 ZENT CERUMO GR Supra 立川 祐路、石浦 宏明 1’27.864
14 64 Modulo NSX-GT 伊沢 拓也、太田 格之進 1’27.912
15 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口 雄飛、中山 雄一 1’28.286

(写真:吉見幸夫、松永和浩 文:松永 和浩

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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