■デュアルモーターを搭載、最高出力580psから620psを発揮
ヒョンデは現在、エレクトリック・コンパクトハッチバック「アイオニック5」を開発中ですが、7月13日~16日に開催予定の「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」にて、初公開されることが濃厚であることがわかりました。
アイオニック5 Nはブランド初の高性能EVであるとともに、Nブランドで初めて全輪駆動を採用するモデルとなります。
パワートレインは、起亜「EV6 GT」と800ボルト「e-GMP」アーキテクチャを共有。究極の柔軟性を実現するように構築されており、後輪駆動バリエーションも提供されるほか、外部デバイスに電力を供給することも可能です。
またデュアルモーターを搭載し、最高出力580psから620psを発揮、バッテリーの容量は77.4kWhを積むと予想され、最高出力576psの「EV 6 GT」を凌駕します。
そのほかの注目は、バーチャルグリンシフト(VGN)モードを介して、人為的にギアを変更する機能や、キャビン内でフェイクのエンジン音を鳴らす「Nサウンド プラス」機能、アグレッシブなドリフトモードなども搭載されます。
市販型では、より剛性の高いサスペンションセットアップ、ピレリタイヤと新しい21インチホイール、e-LSD、およびボディを強化するための追加のボディ溶接が期待できるほか、クルマのパフォーマンスとは無関係ですが、リアワイパーが初装備されます。
価格は未定ですが、起亜「EV6 GT」2023の61,600ドル(約828万円)以上となりそうで、日本市場でも販売されている「アイオニック5」に続いて導入されるか要注目です。