■7人乗りバージョンは「タイロン」と統合して新モデルに
フォルクスワーゲン(VW)は現在、人気クロスオーバーSUV「ティグアン」次期型を開発中ですが、7人乗りの「オールスペース」が消滅し、新たに「タイロン」として導入される可能性があることがわかりました。
VWが多くのモデルを中国で製造・販売していますが、その1つに一汽VW合弁会社が開発したコンパクトクロスオーバーSUVの「タイロン」、および派生クーペSUV「タイロンX」が存在します。
どちらも「MQB」プラットフォームを採用し、中国市場でのみ販売されているモデルです。ただし、Autocar Indiaによると、次期型ではその状況に変化が起こると見ています。
同誌によると、一部の市場で販売されているロングホイールベースのティグアン「オールスペース」を、「タイロン」に変えてグローバルモデルとして展開するといいます。
さらに調べると、置き換えられるタイロン新型は、ティグアン次期型の上になり、フェイスリフトされたトゥアレグの下に配置される新型モデルになるようです。
また 噂によると生産は来年からドイツで行われ、ヨーロッパとインドだけでなく、他の地域でも販売される予定となっており、アジア、日本市場への導入も期待できるかもしれません。
ベースとなるティグアン次期型は、EV向けの「MEB」ではなく、「MQB Evo」プラットフォームの進化系を採用。キャビン内では、統合されたスクリーンが独立したユニットに置き換えられ、ハンドルの後ろにデジタルインストルメントクラスターが配置されます。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドなどをラインアップ、前輪駆動と全輪駆動の両方のトランスミッションオプションを提供します。
ティグアン次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想されており、中国専売の「ティグアンクーペ」の他国導入も噂されています。