■TOYOTA GAZOO RACINGブースではGRカローラ MORIZOエディションに人だかり
2023年4月23日(日)に富士スピードウェイで開催された「モーターファンフェスタ2023」のTOYOTA GAZOO RACINGブースには、GRカローラやGRスープラ、GR86、そしてGRヤリスが展示されていました。
「本当にリアシートが無いんだ!」と見る人を驚かせていた、GRカローラMORIZOエディション。
MORIZOエディションは、同じGRカローラの4シーターモデルに比べて30kgも軽量化されています。
そのほか、スポーツパーツてんこ盛りで価格は715万円! 見る人は700万円オーバーのカローラに興味津々。そして、見ると納得というMORIZOエディションを「どこで買うんだ?」と、スタッフの方に聞いたりもしていましたが、GRカローラMORIZOエディションは、実はすでに完売。
モーターファンフェスタだからこそ持ってきて展示した、という気合の入ったモデルだったのです。
●GRヤリス用のスワンネックリアウイング、いよいよ発売!
TOYOTA GAZOO RACINGブースのピットガレージ内での展示車両に、GRヤリスGRパーツ装着車がありました。
カーボンボンネットも鮮烈なGRヤリス。フロントのリップスポイラーやフォグランプベゼルなど、精悍に見せてくれるパーツが装着され魅力満点。
リア周りに目を移すと、なんと! GRヤリスのハードコアモデル「GRMN」に純正装着されていたフルカーボンのリアウイングが装着されています。
それも「参考出品」ではなく、「価格未定」の表記。スタッフの方に「これ売り出すのですか?」と尋ねてみると、「はい。間もなくGR GARAGEで発売開始となります」とのこと。価格は未定ながら、フルカーボンですからお値段はわりと高額となるようです。
このリアスポイラーは、スーパー耐久ST-2クラス出場のGRヤリスで実際に使われているもので、大きく上部に張り出しているように見えますが、「全高は超えていません」とのこと。取付に際しても寸法変更などの改造申請など不要で、車検対応品に限るというスーパー耐久のST-2から5クラスのエアロの基準に合致しています。
また、ベースとなる部分のゲートハッチスポイラーもセットでカーボンになっているので、ダウンフォースが発生した場合の強度もバッチリ。「サーキット走行でしっかりとダウンフォースを効かせていただけるように作られています」というリアスポイラー。GRヤリスでサーキット走行する方の必需品になりそうです。
メーカー純正パーツと言えば、スタイル優先で効かないパーツがばかりだと思っている方も多いでしょうが、メーカー純正であってもGRパーツの場合は、ガッチリ効くパーツを出してきます。それがTOYOTA GAZOO RACINGの正義なのでしょう。
(写真・文:松永 和浩)