ポルシェ「911 GTS」改良型はハイブリッドのみじゃなかった!アグレッシブスタイルが露出  

■現行モデルよりはるかに大型のエアインテークやアクティブシャッターインテークを装備

ポルシェは現在、「911」ファミリーの改良モデルとなる「992.2」世代を開発中ですが、その高性能モデルとなる「911 GTS」最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ 911 GTS 改良型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911 GTS 改良型プロトタイプ スパイショット

911 GTSは、数ある911ラインアップの中で、「カレラS」の上位に位置するパフォーマンスモデルです。

捉えたプロトタイプは、先代GTSと似ていますが、それは巧みなカモフラージュによるもので、実際は変化が多く見られます。

フロントエンドのヘッドライトは全体的な形状は変更されていませんが、その中の4つの小さなLEDデイタイムランニングライトの形状を微調整し、高性能HDマトリックスLEDが装備されます。

その下のバンパーには、従来のGTSよりはるかに大型のエアインテークを装備、3本の水平バーと、その奥に複数の垂直ストレーキを備えるアクティブシャッターインテークが確認できるとともに、中央のグリルが小さくなっています。

ポルシェ 911 GTS 改良型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911 GTS 改良型プロトタイプ スパイショット

リアエンドでは、LEDテールライトとライトバーがリフレッシュされているほか、バンパー形状も新しいです。下部では、これまでのプロトタイプでは見られませんでしたが、デュアルエキゾーストパイプが拡大され、センター寄りに配置されています。

足回りでは、センターロックホイールを装着しており、このプロトタイプがGTSであることがわかります。

キャビン内では、他の911改良型同様に新しいデジタルインストルメントクラスターが提供されます。

パワートレインに関しては、これまでハイブリッドのみが設定されるという噂がありましたが、このプロトタイプには電化を示すイエローステッカーがないことから、ノンハイブリッドもありそうです。電動モデルでは、外部給電機能をもつプラグインハイブリッド(PHEV)ではなく、よりシンプルなハイブリッドを採用、燃費性能よりもパワーを優先するものとしており、そのシステムはレーシングカー「919ハイブリッド」譲りのテクノロジーとなることが予想されています。

ポルシェ会長のオリバー・ブルーム氏は「非常にスポーティ」になると断言しており、そのパフォーマンスが注目されます。

ベースとなる911改良型は、2023年内にデビュー予定で、高性能GTSは2024年以降となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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