■デュアルモーターシステムにより536馬力を発揮?
中国ジーリー(吉利汽車)の高級EVブランド「Zeekr」(ジーカー)」が開発を進める、完全自律型ロボタクシーの最新プロトタイプをカメラが捉えました。
グーグルを所有・運営する会社「Alphabet」(アルファベット)は現在、ロボタクシー事業の「Waymo」も運営しており、ウーバーやリフトに対抗するため、米国の主要都市で自動配車サービスを立ち上げようとしています。
グーグル傘下のWaymoが提供するのが、ジーカーが製造する次世代EVロボタクシーです。すでにフェニックスのダウンタウンとイーストバレーで完全自動運転の乗り物を提供しており、事業を拡大して、車両を新しい電気自動車に置き換えたいと考えているようです。
中国のZeekr(ジーカー)は、これらの車両を開発するという目標を課されており、昨2022年から度々プロトタイプが目撃されています。
スウェーデン北部で撮影された最新プロトタイプは、カモフラージュが厳重ですが、伝えられるところによると、車両の卵形は室内スペースを最大化し、キャビンとシートへのアクセスを容易にするといいます。
インテリアに関しては、フラットなフロアと乗客のための広いスペースが期待されており、インフォテインメント画面や、スマートフォンの充電器などの機能が、顧客の乗車をより快適にするために後部に配置される可能性があります。
なお、このプロトタイプにはハンドルがあり、自動運転技術を搭載したモデルは後日、登場する可能性が高いですが、そのコクピットは謎のままです。
昨2022年、ジーカーはデュアルモーターシステムにより最高出力536hp、0-100km/h加速4.5秒を発揮する高級EVミニバン「009」を発表しています。
ロボタクシーのパワートレインやEVスペックは明かされていませんが、この009のスペックがある程度、参考になりそうです。本車は2025年の発売が期待されており、噂のアップルカーより先にお披露目されそうですね。