■4.0リットルV型8気筒ツインターボ+電気モーターを搭載
メルセデス・ベンツは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「GLS」改良型を開発中ですが、その最強バージョンとなるAMG「GLS 63」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
メルセデス・ベンツは、より大型で豪華なモデルへ力を注いでいくと同時に、手頃な価格帯の車種を減らしていく方針を打ち出しており、このベンツ最大SUVである、3列シートのGLSはSUVラインナップの中心となりそうです。
ベースとなるGLSは2019年に登場、マイバッハとAMG派生モデルはその7ヶ月後に登場していますが、どちらも初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、フロントとリアのみカモフラージュ。今のところ大きな変更は見られませんが、フロントバンパーの下部バーが太く、力強く進化していることがわかります。ヘッドライトも現行型と同じですが、今後着手されると思われます。
リアエンドでは、パイプの形状などほぼ現行型と同じですが、テールライトを接続させるカモフラージュを見ると、その下にLEDストリップがある可能性がありそうです。
キャビン内では、ステアリングホイールが新デザインとなり、ダッシュボードを再構成。最新のMBUXソフトウェアを実行する、モダンな外観のインフォテインメントシステムを提供するでしょう。
注目はパワートレインです。近年のAMGをみると、コンパクトAMG「C 63S」では、V8ツインターボが直列4気筒PHEVに交換されたほか、「E 63」新型は直列6気筒PHEVにコンパクト化されると噂されており、GLS 63はどうなるかが注目されています。
ですが、GLS 63は改良型ではV8に固執するのではとみられ、4.0リットルV型8気筒ツインターボ+電気モーターを搭載、となれば最高出力は612ps、最大トルク850Nmを発揮します。
GLS改良型のデビューは2023年内ですが、AMGバージョンは2024年以降と予想されます。