ヤマハ発動機と静岡ブルーレヴズが社会貢献活動「Blue Ties(ブルータイズ)」を2023年4月からスタート

■「ヤマハクリーンウォーターシステム」に合わせ、静岡ブルーレヴズが使用しなくなったラグビー用品などを寄付

ヤマハ発動機は、新興国でのビジネスだけでなく社会貢献活動も展開しています。このほど、同社は、ジャパンラグビーリーグワンの静岡ブルーレヴズが取り組む社会課題解決プロジェクト「SCRUM Action」と連携し、社会貢献活動の「Blue Ties(ブルータイズ)」を2023年4月から開始します。

海外市場開拓事業部長の今井久美子氏(左)と、静岡ブルーレヴズ社長の山谷拓志氏(右)
海外市場開拓事業部長の今井久美子氏(左)と、静岡ブルーレヴズ社長の山谷拓志氏(右)

静岡ブルーレヴズの「SCRUM Action」は、重点テーマとして定めた社会課題を中心に、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献するのが狙いです。「Ecology」「Food」「Diversity」を重点テーマとしています。

両社により新たに開始される「Blue Ties」は、アジアやアフリカなどの新興国を対象とした社会課題解決プロジェクト。

以前お伝えしたように、ヤマハ発動機は、新興国の村落向け浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の設置、メンテナンスを展開しています。

「ヤマハクリーンウォーターシステム」は、「水が変われば、暮らしが変わる」をスローガンとして掲げ、主にアフリカや東南アジアの村落地域など、水道未整備地域の生活向上に寄与する浄水装置を販売するビジネス。

「Blue Ties」は、この「ヤマハクリーンウォーターシステム」のタイミングに合わせ、静岡ブルーレヴズが使用しなくなったラグビー用品などを寄付する活動。静岡ブルーレヴズのホストゲームを活用し、主旨に賛同した来場者からの寄付であるスポーツウェアなども、現地に届けられるそうです。

今後は、静岡ブルーレヴズの現役選手やOB、スタッフが、ヤマハ発動機の社員と現地に出向き、子どもたちを対象としたラグビー教室の開催なども検討されています。

静岡ブルーレヴズ「SCRUM Action」のロゴ
静岡ブルーレヴズ「SCRUM Action」のロゴ

「Blue Ties」活動の第1弾として、4月8日に開催される静岡ブルーレヴズのホストゲームにて、同活動に賛同した来場者からスポーツウェアの寄付を集めます。集めたスポーツウェアは、約10年前にヤマハクリーンウォーターシステムが設置された、インドネシア共和国西ジャワ州プルワカルタ県チカドゥ村に届けられる予定です。

ヤマハ発動機と静岡ブルーレヴズは、これまでもラグビー用品の回収や国外でのラグビー教室を実施してきました。このほど、こうした活動を新たに「Blue Ties」と位置づけ、両社の事業や資源を活用。より継続的な社会貢献につながる支援、交流とする構えです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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