■2.0リットル直列6気筒ツインターボエンジン搭載で最大306ps
BMWは現在、大人気クロスオーバークーペSUV「X2」ファミリー次期型を開発中ですが、最新プロトタイプを捉えるとともに、その内部をカメラが初めて捉えました。
キャビン内には、X1の足跡をたどり、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを備えていることがわかります。またそれだけでなく、A/Cベント、フローティングセンターコンソール、さらにはカップホルダーの配置まで、すべてX1のそれを反映しているのです。
X1とX2はEVとICE(内燃機関)で共通の設計特性を持つ「FAAR」スケーラブルアーキテクチャーを共有しており、驚くことではなく、主な違いは、偶数ナンバーを与えられたX2が急勾配のルーフラインを持っていることと言えます。
さらに見ると、ステアリングホイールは、独特のセンタースポークと、赤と青のコントラストステッチを備えているほか、ツートーンの室内装飾品、赤のコントラストステッチを備え、強化されたスポーツシートなどを装備。このプロトタイプがパフォーマンスモデル「X2 M35i」であると思われます。
エクステリアのカモフラージュも徐々に露出。グリルは三角パターンを持つメッシュデザインが初めて確認できるほか、側面では流線型のボディワークとフラッシュマウントドアハンドルを採用していることがわかります。また後部では、際立つリアスポイラーと、円形のデュアルエキゾーストシステムが見てとれます。
エンジンオプションもX1と共有される予定で、これは最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載することを意味しています。
また、今回捉えたパフォーマンスモデル「M35i」では、よりパワフルになり、同エンジンから最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮します。
環境に気を使う顧客には、派生エレクトリックモデルの「iX2」を用意。64.7kWhのバッテリーパックを積み、最高出力313ps、最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターのセットアップを搭載すると思われます。
X2次期型のワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。