日本導入確定のVWミニバン「ID.Buzz」、7人乗りロングモデルは6月公開へ

■デュアルモーター搭載、最高出力355psを発揮する高性能「GTX」バージョンも期待

 先日、フォルクスワーゲン(VW)の次世代ミニバン「ID.Buzz」に設定される3列7人乗りLWB(ロングホイールベース)市販型プロトタイプをスクープしましたが、そのワールドプレミアが6月に行われることがわかりました。

VW ID.BUZZ ロングホイールベース 市販型ポルシェスパイショット
VW ID.BUZZ ロングホイールベース 市販型ポルシェスパイショット

「アメリア・コンクール・デレガンス」では、6月のデビューのほか、2024年後半の発売も発表されましたが、2024年モデルになるか、2025年モデルになるかについては、まだ公式発表はありません。

VW ID.BUZZ ロングホイールベース 市販型ポルシェスパイショット
VW ID.BUZZ ロングホイールベース 市販型ポルシェスパイショット

同イベントでは、VWバンが勢揃い。十数台の古い「T2」が ディスプレイされ、その中には、1962年のハーフトラックのようなワイルドなバリエーションがいくつか公開されました。

また、ロックバンド「グレイトフル・デッド」のジェリー・ガルシアが所有していた実際のバスや、80年代の映画「Fast Times at Ridgemont High」(初体験 リッジモント・ハイ)で使用されたオリジナルのトランスポーターなど、いくつかの有名なモデルも展示されました。

ID.Buzzの2列5人乗りのベースモデルは全長4.72mですが、ロングホイールベースバージョンでは30cm(10.6インチ)ストレッチされ、全長約5m、2/3/2のシートレイアウトで最大7人が乗車できます。フロアが大きくなることで、より大型のバッテリーを搭載することができ、ベースモデルが積む82kWhバッテリーを大きく超える111kWhのバッテリー搭載が噂されています。

また、シートは回転、旋回、さまざまな方向へのスライドが自由にできるレールシステムに取り付けられています。

コクピットは、10インチのデジタルインストルメントクラスターと、12インチのインフォテインメントスクリーンを搭載。遊び心のあるカラフルなアクセントを備えるなど、そのコンセプトはベースモデルと同様です。

6月のワールドプレミア時には、デュアルモーターを搭載し、最高出力355psを発揮する全輪駆動の高性能「GTX」バージョンも期待されています。

 (APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる