■いよいよ2023シーズン突入のスーパーGT
![MARELLI IMPUL Z](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_01_01-380x253.jpg)
開幕前の公式テストが2023年3月11日(土)、12日(日)に岡山国際サーキットで行われました。
この公式テストが行われた後、今シーズンのスーパーGTに参戦するマシンは全て、シーズン途中での車両の入れ替えによるシェイクダウンテストなどの特別な事情が無い限り、レースウィークのフリー走行と各サーキットで行われる公式テスト以外ではテスト走行が出来なくなります。
つまり、この岡山公式テストがスーパーGTのシーズンインとなるのです。
●無塗装カーボンブラックが見られるのが開幕前の公式テスト
スーパーGTと言えば、カラフルに彩られたマシンを思い浮かべますが、この岡山テストではちょっと雰囲気が違います。
![ENEOS X PRIME GR Supra](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_14_01-200x133.jpg)
カラフルなマシンに混じり、カラーリングを施していないカーボンブラックの素地がそのまま出ているマシンが目立ちます。
![WedsSport ADVAN GR Supra](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_19_01-200x133.jpg)
トヨタGRスープラ勢で全く塗装を施していないのは、14号車 ENEOS X PRIME GR Supra、フロントカウルのみ無塗装の19号車 WedsSport ADVAN GR Supraと、2台がカーボンブラックを見せながらの走行をしていました。
なお日産のNISSAN Z GT500勢は全車カラーリング済みでした。
![16号車 ARTA MUGEN NSX-GT](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_16_01-200x133.jpg)
それに対して、ホンダNSX-GT勢は参加車両全車がカーボンブラック。
ホンダNSX-GTは2023シーズンがラストイヤーで、有終の美を飾るためにかなりがっつりと開発が行われていると聞きます。そのため、エアロ類などの細かい仕様変更をまだまだ行っていく可能性があります。
![16号車 ARTA MUGEN NSX-GT](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_16_02-200x133.jpg)
また、カーボンブラックのマシンは、なんとも凄味のあるスタイルではありますが、昨年のマシンからどこがどう変わってきたかを見るのにも解りやすいという特徴があります。
昨年のマシンの写真と今年のカーボンブラックの写真を比較してみるのも面白いと思います。
![STANLEY NSX-GT](https://clicccar.com/uploads/2023/03/22/gt500_100_02-200x133.jpg)
また、同じカーボンブラックでもロゴだけを貼ったもの、アクセントラインまでは入れているものなどチームによって様々で、このあたりの違いも楽しんでみることが出来ます。
次の公式テストは3月25(土)、26日(日)に行われる富士スピードウェイ。この走行では、開幕前の最終チェックという意味合いが強いので、ほぼ全車がカラーリングを施した上で走行することになります。
そして開幕戦は4月15日(土)、16日(日)の岡山国際サーキット。いよいよ今年のドラマの始まりです。
(写真:吉見幸夫/文:松永 和浩)