■111kWhの巨大バッテリー搭載の可能性も
フォルクスワーゲン(VW)は昨年、「ワーゲンバス」として親しまれた人気バンをエレクトリックモデル「ID. Buzz」として復活させましたが、そのロングホイールベースバージョンの市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
実は昨年にもプロトタイプを捉えましたが、開発初期段階のため「トランスポーター」のテストミュールをまとっており、市販型ボディはこれが初です。
北フィンランドで捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌードで、ベースモデルと大きく変わらないエクステリアデザインが見てとれます。
しかし、横から見るとホイールベースがストレッチされ、リアドアのサイズがその長さを示唆しています。
2列5人乗りのベースモデルは4.72mですが、ロングホイールベースバージョンでは30cm(10.6インチ)ストレッチされ全長が約5mに、シートは2/3/2のレイアウトで最大7人が座れます。
フロアが大きくなれば、より大型のバッテリーを搭載するスペースが増加、ベースモデルが積む82kWhバッテリーを大きく超える111kWhバッテリー搭載が噂されています。
また、シートは回転、旋回、さまざまな方向へのスライドが自由にできるレールシステムに取り付けられています。
コクピットは、10インチのデジタルインストルメントクラスターと、12インチのインフォテインメントスクリーンを搭載。遊び心のあるカラフルなアクセントを備えるなど、ベースモデルから大きく逸脱することはないと思われます。
VWは、ID. Buzzは2024年末にも日本導入することが決定しています。LWBのワールドプレミアは今後数ヶ月以内と予想されますが、こちらもまた日本導入の期待が高まりますね。