福井鉄道が新型車両「フクラムライナー」を導入。通勤通学で威力を発揮

■フクラムライナーでいろいろ膨らむ福井

●直線基調の車体が特徴

福井市・鯖江市・越前市の都市間フクラムを担っている福井鉄道は、新型車両F2000形フクラムライナー(FUKURAM LINER)を3月下旬から導入します。

福井鉄道の新型車両F2000形フクラムライナー
福井鉄道の新型車両F2000形フクラムライナー

「フクラム(FUKURAM)」はFUKUI(福井)とTRAM(トラム=路面電車)を組み合わせた造語です。さらに「福井鉄道を中心に街が膨らむ」「人々の生活や思い、夢が膨らむ」という意味合いを持たせています。

フクラムライナーの中間車
フクラムライナーの中間車

フクラムライナーは全長21400mmの3両編成。先頭車は車体長8940mmで乗降扉を片側2箇所配置。中間車の車体長は3520mmで、乗降扉がありません。

フクラムライナーの先頭車
フクラムライナーの先頭車

車体デザインは直線基調で、福井の青い空と緑の大地をイメージしたカラーリングとしています。前面窓は大型の平面ガラスとすることで視界を広く確保して安全性を高めました。

車いすスペースには格納式のロングシートを設置しています
車いすスペースには格納式のロングシートを設置しています
フクラムライナー超低床部分の客室。先頭車には車いすスペースを設置
フクラムライナー超低床部分の客室。先頭車には車いすスペースを設置

車内は扉間が超低床構造。座席はオールロングシートとすることで通路の幅を広くしています。

さらに掴みやすい形状の握り棒を増やしました。また、先頭車には車いすスペースを設置し、その部分の座席は格納式としています。

運転台背後にある高床部分の座席スペース
運転台背後にある高床部分の座席スペース

先頭車の運転台背後の床下には台車があるため、この部分は高床構造となっています。座席はロングシートを配置しています。

中間車は座席部分だけを高床構造としています
中間車は座席部分だけを高床構造としています

中間車にも台車がありますが、座席部分だけを高床構造として通路を超低床とすることで、編成のバリアフリー化を図っています。

福井らしさを演出するため、扉付近のつり革は福井を代表する「かに」「レッサーパンダ」をデザインしたものとしています。

かにのつり革
かにのつり革
レッサーパンダのつり革
レッサーパンダのつり革


福井鉄道で初採用されたデジタルサイネージ
福井鉄道で初採用されたデジタルサイネージ

また、福井鉄道で初めてデジタルサイネージを設置し、地元観光地を映像で紹介します。

F2000形フクラムライナーのデビューは3月下旬です
F2000形フクラムライナーのデビューは3月下旬です

F2000形フクラムライナーは3月下旬から営業運転を開始する予定。福武線たけふ新〜福井・田原町間のほか、えちぜん鉄道三国芦原線田原町〜鷲塚針原間にも乗り入れて、通勤通学で活躍する予定です。

(ぬまっち)

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
続きを見る
閉じる