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■ヒノキ材の天井などで自然を満喫できるモデル
トヨタのハイエース専門店などを全国展開するフレックス(FLEX)が、ハイエース・ベースの新型キャンピングカー「ウッドヴィレッジ(Wood Village)」を、2023年3月1日(水)より発売したことを発表しました。
新型は内装に天然の木材を全面使用することで、レトロ感とアウトドア感を演出していることが特徴。
また、標準ボディDX5ドアをベースとし、ボディサイズをほぼ変更しないことで、今まで駐車場の広さなどの問題で大きな車両を所有できず、キャンピングカーの購入をあきらめていたユーザーにも対応。通勤・通学や買い物など、普段使いもできることも魅力です。
●2列目シートは前向きと後向きに変更可能
ウッドヴィレッジは、キャンピングカーとして必要最低限の機能と居住性に優れた車内空間を持つことで、街中からアウトドアまで、幅広いシーンで快適に過ごせるモデルです。
1列目には3人掛けDXシートを採用。オプションには、オリジナル黄木目インテリアパネルやシフトノブ、コンビハンドルも用意することで、運転席をよりシックにすることが可能です。
2列目には、前向きと後向きに変更ができるFASPバタフライシートを採用。走行中などでは前向きに、アウトドアなどで停車中に同乗者とくつろぎたいときは後向きにし、6人乗りの対座仕様にも変更することが可能です。
室内最後部に設置されたソファとの間には前後90cmの移動が可能な壁面レール式サイドテーブルをセットすることもでき、キャンプ場でモーニングコーヒーを飲んだり、ちょっとした休憩ができるなど、くつろぎの空間をつくることもできます。
また、2列目シートを倒しマットを敷きつめれば、車中泊ができるベッドスペースにも早変わり。大人2名、子ども2~3名が寝られる広さを確保します。
●手入れがしやすいステンレスシンクも採用
そして、レトロかつアウトドアにマッチする室内。天井には無垢のヒノキ材を使用し、天然木ならではの質感や香りも楽しめます。
また、LED暖色ダウンライト(6灯)が車内を温かく照らし、暗い夜の車中泊でも、不安なく穏やかな気持ちで就寝することができます。
さらに、カウンター家具などにも天然木を使用。スマホや小物入れとしても使えるドリンクホルダーを標準装備することで、高い実用性も誇ります。
炊事設備には、専用の家具で固定されたカセットコンロに、手入れがしやすいステンレスシンクを搭載。シンク下には10L給水・排水タンクも設置しています。
ほかにも、サブバッテリーを搭載することで、車内でも電子レンジやドライヤーなどの家電を使うことが可能。
電気系のコントロールパネルには、LED照明スイッチやデジタルバッテリー残量計、電圧計などを集約。初めてキャンピングカーを所有する人にも、各操作が分かりやすくなっているほか、USB電源も2口を用意することで、スマホの充電なども可能です。
●外装を丸目ヘッドライト仕様にするキットも登場
ちなみにフレックスでは、外装関係のオプションパーツも同時発売。ハイエースのフェイスデザインを丸目ヘッドライト仕様にするフェイスチェンジキット「Re Classic」と、オリジナルLEDテールランプ「Classicテールランプ」も用意しました。
Re Classicは、グリル、ライトまわりなどのパーツをオリジナルに変更するキット。一方のClassicテールランプは、テールまわりをRe Classic装着のフェイスにマッチさせることができるレトロなデザインの全面LEDテールランプです。
これらにより、内装だけでなく見た目もアウトドア感やレトロ感が満点なおしゃれスタイルにすることが可能となります。
なお、価格(税込)は、キャンピングカーのウッドビレッジがコンプリート価格で420万2000円~496万1000円。
Re Classicのフルキットは標準ボディ17万6000円、ワイドボディ(適合4型~7型)20万9000円です(取り付け工賃別、4型・5型は一部純正部品が必要)。
Classicテールランプは5万9400円(取り付け工賃別)です。
(文:平塚 直樹)