■ソナタ史上最大の大幅改良。フロントエンドには全幅LEDライトバー配置
ヒョンデの欧州Dセグメントセダン「Sonata」(ソナタ)改良型のプロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
初代ソナタは1985年にデビュー、フォード製プラットフォームに三菱製エンジンを搭載しました。以降2019年に発売された第8世代まで、38年間に渡ってブランドの屋台骨を支えてきましたが、2022年には55,131台まで販売が落ち込み、これが「スワン・ソング」(最終モデルの例え)となる可能性があるようです。
最後のフェイスリフトではモデル史上最大レベルの大幅改良が予想され、ヘッドライト、グリル、バンパーなど、すべて新設計されます。
フロントエンドにはSUV「コナ」のような全幅LEDライトバーを配置。現行モデルが備える「髭」のようなLED、そこから延びてボンネットの上部へ向かうクロムストリップが無いことを意味します。
さらに「ナマズの口」とも比喩される大型の六角グリルを配置、よりシンプルな形状のインテークを採用し、リアエンドにはピクセル化された「アイオニック6」とは差別化された新設計のLEDテールライトバーを装備します。
キャビン内では、コナのものと同様にデュアルスクリーンレイアウトを装備、いくつかの新しい機能が追加される可能性があります。
大きな変更がなされるエクステリアに対し、プラットフォーム、パワートレイン、およびテクノロジーは、ハイブリッドを含めてキャリオーバーされそうです。
最後となる可能性のソナタ改良型は2023年にもデビューし、2027年あるいは2028年まで販売されると予想されます。日本市場導入も期待されていただけに、モデル消滅となれば残念ですね。