■フロントエンドはブランド初の量産ハイブリッドカー「アルトゥーラ」を彷彿
スーパーカーメーカーのマクラーレンが、ついにブランド初となるクロスオーバーSUVの開発に着手した可能性あるという情報を入手、早速予想CGが制作されました。
これまで幾度となくSUV開発の噂があったマクラーレンですが、マクラーレンの元CEOであるマイク・フレウィット氏は「利益のためにSUVをつくることはない。もしSUVに依存するなら、我々の顧客への背信行為となる」と発言するなど、否定してきました。
その風向きが変わったのは、同社の新CEOマイケル・ライターズ氏が2022年7月に就任してからです。
同氏はポルシェでSUVを開発した後、フェラーリでもSUVの開発に着手した人物であり、就任直後には「本当に重要な市場」であることを認めています。さらには「SUVがマクラーレンのスリリングなDNAを反映して具体化する必要がある」と語っています。
予想CGを提供してくれたのは、おなじみNikita Chuicko氏です。ヘッドライトは、同ブランド初の量産ハイブリッドカー「アルトゥーラ」を彷彿させるデザインにさせ、下部バンパーは外側に絞り込まれたコーナーエアインテークと、小さなリップスポイラーに統合されています。
後部では、カーボンファイバー製バンパートリム、スリムな楕円形のLEDテールライトを装備。さらに下には、アグレッシブで巨大なヒレを持つスプリットディフューザーが目を引きます。
ボンネットの下のパワートレインは不明ですが、これまで入手した情報では、フルエレクトリックモデルが有力だといい、新開発のエレクトリックモデル専用アーキテクチャを採用、最高出力は800ps以上と予想されます。
マクラーレン初のSUV登場は最速で2027年、市場では、ポルシェ「カイエン」、ランボルギーニ「ウルス」、アストンマーティン「DBX」らと争うことになります。