■フルエレクトリックモデル特有のクローズド・オフ・グリルを装備
BMWは現在、大ヒットクロスオーバークーペSUV「X2」のフルエレクトリック版となる「iX2」を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
電動化に特化したBMWの「i」ブランドは、2020年に「X3」のEV版となる「iX3」を発表。その後「iX」を導入、2023年始めには「X1」のEV版「X1」がワールドプレミアされ、iX2はブランド初EVクーペSUVとして登場します。
スウェーデン北部のテスラ充電ステーションでピットストップ中を激写したプロトタイプは、かなり厳重なカモフラージュが施されています。
しかしドアに「Electrified Vehicle」のステッカーが貼られ、充電ステーションに接続されていることからも、ICE版X2ではなくEV版「iX2」であることが確認できます。
フロントエンドにはフルエレクトリックモデル特有のクローズド・オフ・グリルを装備。電気モーターは、内燃エンジンと同じ量の冷却を必要としないからです。
グリルの黒い露出した四角の中には、車両のさまざまな安全センサーや、そのほかの衝突回避ハードウェアが含まれている可能性もありそうです。また下部バンパーには、三角形のメッシュ ターンを持つスプリットインテークも確認できます。
リアエンドでは、LEDテールライトを透明なプラスチックのようなカバーで覆っていますが、その奥にはプロダクションコンポーネントが装備されていると思われます。
キャビン内では、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが確認できます。「iDrive8」システムの搭載など、他のBMWモデルのトレンドに従うと予想されます。
市販型では、弟分「iX1」とそのパワートレインを共有すると噂されています。おそらく、64.7kWhのバッテリーパックを積み、最高出力313ps・最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターのセットアップを搭載。全輪駆動システムを備えたxDrive30バリエーションも期待できます。
またシングルモーターバージョンも含まれる可能性があり、これはエントリーモデルとなるでしょう。