英国ライトウェイトの雄・BAC「Mono」次期型、これが最終デザインだ!

■マウンチューン製2.5リットルからフォードEcoBoostエンジンへ変更

イギリスの拠点とするBAC社(ブリッグス・オートモーティブ・カンパニー)は、1人乗り軽量スポーツ「Mono」に水素燃料電池パワートレイン搭載モデルを導入することを発表していますが、次世代型デザインを大予想しました。

BAC e-Mono 次期型 予想CG
BAC e-Mono 次期型 予想CG

初代Monoは2011年に発表された、英国伝統のライトウェイトスポーツカーです。

車重がわずか580kgというカーボンファイバー製の1人乗りで、マウンチューン(イギリスのエンジンチューナー)製の2.5リットルの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は305psを発揮。0-96km/h加速2.8秒の動力パワートレインを持ちます。

BAC e-Mono 次期型 予想CG
BAC e-Mono 次期型 予想CG

2022年には、水素を燃料とする「e-Mono コンセプト」を発表、BAC社は2030年までに、ゼロエミッションへの移行を目指しており、今後の新型モデルが注目されています。

独立デザイナーのMaitreya Dhanak氏が公開した予想CGは、特徴的なルーフレスのシングルシーターレイアウトは、特徴的なルーフレスのシングルシーターレイアウトは保持していますが、「e-Monoコンセプト」をよりアグレッシブにしたイメージが見てとれます。

ハイライトは再配置されたLEDヘッドライトでしょう。予想CGではかなり低い位置に取り付けられ、エアインテークのすっきりとしたデザインと組み合わされています。ですが、ヘッドライトは地面から一定の距離にある必要があるため、公道走行可能な車両に関する法律に準拠しているかどうかは不明です。

また、フロントサスペンションのシグネチャースリットはそのままで、露出したリアスプリングも同様のデザインで保持されています。

側面では、シングルシーターキャビンの後ろに燃焼エンジンがないため、サイドエアインテークが削除されている反面、ヘッドレスト上部、F1スタイルのインテークは、このクルマの重要な特徴として存在しています。リアエンドでは、LEDストリップテールライトが新設計されています。

水素燃料のFCEVは、全輪駆動を特徴とし、システム合計で最高出力371馬力(277kW 377PS)を発揮、0-100km/h(0-62mph)加速2.2秒、最高速度は266km/h(165mph)を誇ります。次期型のパワートレインは、マウンチューン製2.5リットルからフォードEcoBoostエンジンへ変更、最高出力は340ps程度まで向上すると予想されます。

Mono次期型のデビューは最速で2023年内、新しい市場に参入することが発表されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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