■完全に2つに分離された新設計ヘッドライトを搭載
中国NIOが販売するクロスオーバークーペSUV「EC6 NT2」市販型の画像が流出、スウェーデンのエージェント経由で入手しました。
現在、中国では、エレクトリックモデル市場でトップを走る米テスラに対抗、躍進する3大中国新興EVメーカー「NIO」「Xpeng」「Li Auto」の中の一社です。
NIO(上海蔚来汽車)は、2014年に中国自動車情報サイト「易車」創設者の李斌氏が設立。同時にEVスーパーカー「EP9」を発表し、世界の注目を集めました。
現在はフラッグシップSUV「ES8」、ミッドサイズSUV「ES6」、クーペSUV「EC6」、ポルシェ「タイカン」に対抗する高級電動セダン「ET7」でラインアップが構成されています。
今回、大幅改良がなされる「EC6」は、テスラ「モデルY」を彷彿させるボディシルエットで、動力性能もブランドNo.1のモデルです。
「EC6 NT2」と呼ばれる改良型ですが、現行型と異なり、ヘッドライトが1つのハウジングに2つのライトを搭載するのではなく、完全に2つに分離された新設計ヘッドライトを搭載。またEVモデルらしく、グリルのない大胆なノーズを装備、両サイドにある新しい照明コンポーネントにより結合されます。
フロントガラスの上部にある新しい隆起は、より多くのセンサーを車両に組み込むことを示唆しており、高度な運転支援システムの改善に役立つ可能性がありそうです。
側面では、競合他社から際立っていた四角いホイールアーチを避け、代わりに、より伝統的な丸いホイールアーチを採用。サイドミラーも改善されたようで、完全に水平なストックと華やかなツートンカラーのデザインになっています。
リアエンドでは、LEDテールライトがスリムなストリップライトで接続、ポルシェ「マカン」スタイルに変更されているほか、リアバンパーも簡素化されています。
現行モデルのEVパワートレインは、2種類を用意。プレミアムエディションでは、最高出力540ps、0-100km/h加速4.7秒、航続距離615kmの動力性能を誇りますが、改良型では、少なくとも1つのパワートレインがアップデートされるといいます。
EC6 NT2のデビューは、3月の上海モーターショーと予想されています。
(APOLLO)