ヤマハ発動機からスポーツボートの最上級モデル「275SDX」が新発売。圧倒的な走行性能と機動力、快適性を兼ね備える

■横移動など機能性を高める最新のパドルコントロールシステム「DRiVE X」を搭載

ヤマハ発動機は、2023年3月23日(木)から26日(日)まで、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナで開催される「ジャパンインターナショナルボートショー2023」の出展概要を明らかにしました。

同じタイミングで、スポーツボートシリーズの2023年モデルも発表されました。2023年モデルは、ニューモデルの「275SDX」を含めた全4機種で、2023年5月から順次発売。

ヤマハ発動機のスポーツボート「275SDX」が新登場
ヤマハ発動機のスポーツボート「275SDX」が新登場

新型の「275SDX」は、卓越した走行性能、ゆとりある快適な居住空間を備えたスポーツボートの最上級モデル。従来型の「275SD」に採用されていたパドルコントロールシステム「DRiVE(ドライブ)」が「DRiVE X」にアップデートされています。

新開発された「DRiVE X」は、真横方向への移動やその場旋回を可能にすることで、低速走行や離着岸時の操縦性を飛躍的に向上。横移動など機能性をさらに引き上げられたことで、桟橋に艇体を押しつけるなど、離着岸や狭い水路などでの操縦性を飛躍的に高めることができるそうです。

さらに「275SDX」は、12.3インチのカラー液晶「コネクスト(CONNEXT)・マルチファンクションディスプレイ」を搭載。エンジン情報や走行情報、各種操船コントロールの集中管理が可能になります。

また、Bluetooth接続が可能な高品質オーディオシステムとの接続、操作によって楽しみが広がります。

卓越した走行性能も特徴です。高性能スーパーチャージャー付エンジンの2基掛けジェット推進システムによって、圧倒的な加速性能とスピード性能を発揮します。また、後進時の舵効きを高める「リバースバケット&ノズル」などにより、シーンを問わず優れた走行性能を実現。

快適な居住空間とデザインも見どころです。バウ(船首)からスターン(船尾)に至るまで一体感のある広々としたデッキレイアウトが採用されています。

最後尾のスイミングプラットフォームは、素足に心地よいマット素材を使用。シャワーも標準化されているため、マリンプレイ後の海水を流すことができ、快適な水上ステージとしても使えます。スターンシートは、バックレストを前方に移動してサンベッドとしても使えるなど、様々なシートアレンジにも対応。さらに、ギャレーや収納スペースも確保されるなど、居住性、積載性の高さも美点です。

ヤマハ発動機の「255XD」。※写真は2022年モデルです
ヤマハ発動機の「255XD」。※写真は2022年モデルです

このニューモデルの「275SDX」のほか、2023年モデルは、ウェイクスポーツに特化した「255XD」、多様なマリンプレイに対応する「252XE」、コンパクトな艇体ながら走行性、機能性、居住性を高次元で達成した「AR195」が揃い、幅広いニーズに応えます。

●「275SDX」:サイズ全長8.21×全幅2.76m、乾燥重量2632kg、定員13名

●価格
「275SDX」:3214万4376円
「255XD」:2217万962円
「252XE」:1799万962円
「AR195」:1014万4376円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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