手持ちの軽トラが軽トラキャンに変身する「Mini-Pop(パラキート)」が新登場【ジャパンキャンピングカーショー2023】

■水平昇降式ポップアップルーフにより開放感も抜群

トラキャン(トラックキャンパー)で知られるM・Y・Sミスティックの新モデル「Mini-Pop(パラキート)」は、2023年2月から受注が開始されたばかりの新作。脱着式キャンパーシェルで、キャビン単体の販売になります。

M・Y・Sミスティックの新モデル「Mini-Pop(パラキート)」は、脱着式のキャンパーシェルの販売になる
M・Y・Sミスティックの新モデル「Mini-Pop(パラキート)」は、脱着式のキャンパーシェルの販売になる

普段は、シェルをおろして軽トラとして使い、趣味などのオフタイムを楽しむ時にはシェルを載せて出かけることができます。

水平式ポップアップルーフを装備
水平式ポップアップルーフを装備

トラキャンは、モーターホームやトレーラーハウスなどとともにアメリカではポピュラーな存在。軽トラにシェルを載せる「Mini-Pop(パラキート)」は、日本の道路や駐車場事情にマッチし、いかにも日本的なモデルといえます。

対応する軽トラックは、660cc規格であればOKとのことで、キャンピングカーに興味のある方も手持ちの軽トラで楽しめます。シェルは1人で外すことができるそう。

ダイネット部のベッドサイズは、長さ1700×幅450mm、スライドバンクベッドサイズは、長さ1900×幅1350mmで、最大3人までの就寝が可能。

室内高の高さが印象的
室内高の高さが印象的

シェルは、全長2900×全幅1455×全高1345mmと広々していて、1人ならゆったり過ごせそう。2名定員の軽トラに乗って夫婦2人旅を楽しむこともできます。

水平昇降式のポップアップルーフをはじめ、走行充電システムやサブバッテリー、アクリル二重窓などの標準装備のほか、FFヒーター、ポータブル冷蔵庫などオプションも充実しています。

サイドオーニングはオプション
サイドオーニングはオプション

軽トラを乗り換えてもシェルをそのまま使えるほか、一般的なキャンピングカートレーラーよりも比較的コンパクトに収まっていますので、置き場を確保できれば1人〜2人旅を楽しめるほか、自分の仕事場、居場所としても使えます。

スライドバンク部にもベッドマットを設置できる
スライドバンク部にもベッドマットを設置できる

●ベース車:660cc規格の軽トラック
●キャンパーシェルサイズ:全長2900×全幅1455×全高1345mm
●就寝人数:3人(キャンパーシェルのみ)
●標準装備:走行充電システム、給・排水タンク(各16L)、サブバッテリー(105Ah)、スポットLED(室内灯)、外部電源取り入れ口、シート下収納庫、バーナー付シンク(カセットガス)、室内LED照明(暖色系)、オーバーヘッドキャビネット(小型収納庫)、アクリル二重窓、脱着用ジャッキ(4本)、ベルトファン(1カ所標準)、ジェリカン(ポリタイプ×2)、スタックプレート
●オプション:サイドオーニング、FFヒーター、リヤハッチ(ステップ用)、スポットクーラー(家具付き)、MAXXファンに変更、ポータブル冷蔵庫、リチウムイオンパック、ソーラーパネル100W(フレキシブル型)、ヒッチメンバー&ステップ、昇降用ステップ(1段)、サイドオープンテーブル、ターンバックス(固定用)など
●キャンパーシェル本体価格:239万7600円
●キャンパーシェル展示価格:352万7850円

(文・写真:塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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