■48Vバッテリーを組み合わせた新しいマイルドハイブリッド1.2リッターユニット搭載
プジョーの人気クロスオーバーSUV「2008」改良型の市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
2008は2013年から市場に導入。現行型となる第2世代は2019年に登場、PSAグループ共通の「CMP」プラットフォームを採用することで、フルエレクトリックの「e-2008」も可能となりました。
また現行型からは「ベイビー3008」といえる剣歯虎(けんしこ)のようなLEDも初採用されています。
フィンランド北部で捉えたプロトタイプは、後部を重点的にカモフラージュ。
フロントエンドでは、剣歯虎のLEDデイタイムランニングライトはそのままですが、オプションの3爪ライトシグネチャー付きフルLEDセットアップではなく、ハロゲンヘッドライトが装着されており、今後新たなデザインを取得する可能性を秘めています。
またグリルもわずかに変更され、エアインテークが拡大されていることがわかります。
後部では、ICE搭載GTトリムで採用されているデュアルエキゾーストパイプをインストール。テールゲートとリアバンパーが新設計され、LEDテールライトのグラフィックが変更、ブランドの新しいエンブレムなど、「408」に触発される可能性がありそうです。
インテリアのアップグレードには、デジタルコクピット用の新しいソフトウェアとトリム、および室内装飾用の新しいオプションが含まれる可能性が高いようです。
パワートレインでは、1.5リッターのBlueHDiディーゼルはレンジから外れる可能性が高く、現在の1.2リッターのPureTechガソリンは、電化されたデュアルクラッチギアボックスと、48Vバッテリーを組み合わせた新しいマイルドハイブリッド1.2リッターユニットに置き換えられると思われます。
新しいモーターは、最高出力136psを発揮、燃料消費量を15%削減するといいます。
また、フルエレクトリックの「e-2008」では、同様のスタイリングアップデートの恩恵を受けて、レンジのトップの地位を維持。大型化された51kWhのバッテリーと、より強力な156psの電気モーターが前輪に動力を供給します。
2008改良型のデビューは2023年後半、遅れれば2024年初頭となりそうです。