■800ボルトのアーキテクチャを採用する4ドアGTクーペ
ポールスターは2022年6月、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型EVの「ポールスター5」(Polestar5)のプロトタイプを初公開、その詳細が見えてきました。
ポールスター5は、コンセプトカー「プリセプト」の市販バージョンです。また2024年までに導入される、新型エレクトリックモデル3車種のうちの1車種となる4ドアGTクーペです。
これまでわかっていることは、フロントアクスルとリアアクスルにモーターを搭載し、800ボルトのアーキテクチャを採用、システム全体で884ps、最大トルク900Nmを発揮するということです。
今回新たに、Luminar(ルミナー)社とのパートナーシップにより、自動運転に関わる高度なLiDARシステム(レーザー光を使ったセンサの一種)を搭載するということもわかりました。
同ブランドの最高責任者であるThomas Ingenlath(トーマス・インゲンラート)氏は「ルミナーはLiDAR技術の最前線にあり、この緊密な連携により、今後の自動車のイノベーションがさらに大きくなるでしょう」と述べています。また「研究開発と製品設計の専門知識を組み合わせて、ポールスターブランドに素晴らしいLiDAR機能を提供できることを楽しみにしています」と付け加えています。
ルミナーはすでに「ポールスター3」にLiDAR技術を供給しており、それに続く形となります。
ポールスター5市販型は、同社の「R&Dチーム」によって社内で開発された、接合アルミニウムプラットフォームを採用。その構造は軽量で剛性が高く、セダンの効率、航続距離、安全性、ダイナミクスの向上に役立つといいます。
市販型がどれほど速いかは発表されていませんが、60マイル(96km/h)に3秒未満で到達すると予想されています。