■グリル中央のバーは太くなり、グリルは薄くワイドに進化
アウディは現在、コンパクトモデル「A3」ファミリー改良型を開発中ですが、高性能モデル「S3スポーツバック」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
現行型となる第4世代A3は2020年に登場、スポーツバックは先代と比較して全長・全幅がそれぞれ30mm拡大。S3は同年8月に発表されたばかりですが、すでに改良型に着手しています。
豪雪のスカンジナビアで捉えてたプロトタイプは、カモフラージュも薄く、変更箇所が見えています。
フロントエンドでは、2つの積み重ねられた開口部と、大径のエアインテークを装備しています。
グリル中央のバーは太くなり、グリルは薄くワイドに進化、コーナーエアインテークともにメッシュパターンデザインも刷新されていることがわかります。ヘッドライトは同じ形状ですが、内部LEDデイタイムランニングライトが新しくなっているようです。
側面では、フェンダーとサイドシルがカモフラージュで覆われており、スタイリングは現行型と大差ないようにみえます。しかし、隠されているということは、少なくとも微調整が行われるはずです。
リアエンドでは、刷新されたグラフィックのLEDテールライトを装備、バンパーは、現行の水平基調ではなく、垂直のリフレクターを配置、クワッドエキゾーストパイプはそのままですが、コーナーアウトレットと際立つディフューザーがなくなっています。
現行型パワートレインは、最高出力306ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、なんらかの変更が加えられる可能性もありそうです。
大きな進化となる2027年の次世代型では、フルエレクトリックモデルのみを提供、新開発のスケーラブル・システム・プラットフォームのEVアーキテクチャに乗る予定です。
S3改良型のワールドプレミアは、2023年内と予想されています。