■自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットの搭載に注目
ポルシェが現在開発中の「911カレラ」改良型の最新プロトタイプを鮮明にカメラが捉えました。
同ブランドでは、電動ボクスターやカイエン改良型など、目まぐるしい数の新モデルの開発に取り組んでいますが、主力911改良型もいよいよ開発が終盤に差し掛かっています。
厳冬のスウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、水平バーとアクティブ垂直スラットを備え、新設計されたエアインテークを特徴とする刷新されたフロントバンパーにより区別できます。
アクティブシャッターシステムは、開いているときはラジエーターを冷却し、閉じているときは空力を向上させます。
そのほかフロントエンドでは、LEDデイタイムランニングライトやターンシグナルもリフレッシュされることが濃厚となっています。
リアエンドも厳重にカモフラージュされていますが、バンパー中央にデュアルエキゾーストパイプを配置、「911 GT3」にも搭載されている自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットの搭載が予想されるほか、4.0リットルから派生する小排気量エンジンなども噂されています。
そして目玉は、効率よりもパフォーマンスを重視したハイブリッドモデルでしょう。同社が「非常にスポーティ」と表現するモデルですが、発表間もないシボレーコルベット「E-Ray」ハイブリッド前輪駆動の強力なライバルになると思われます。
キャビン内では、フルデジタルインストルメントクラスターをついに搭載しますが、インフォテイメントディスプレイのサイズなどに変更はなさそうです。
911(992世代)改良型のワールドプレミアは、今後数ヶ月以内と予想されています。