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■価格は据え置きの44万円
60年以上の伝統を誇るホンダのビジネスバイク「スーパーカブ」シリーズの中でも、高い実用性と快適な走りで人気の原付二種(第二種原動機付自転車)モデル「スーパーカブC125」に、新色を採用した2023年モデルが発表されました。
スーパーカブシリーズ初代モデルの「スーパーカブC100」を彷彿させる普遍的なスタイリングに、扱いやすく燃費に優れた123cc・空冷単気筒エンジンを搭載するのがスーパーカブC125。
その2023年モデルでは新色に「パールカデットグレー」と「マットアクシスグレーメタリック」を追加し、継続色の「パールネビュラレッド」を合わせた計3色で展開。2023年2月16日(木)に発売されます。
●往年のカブを彷彿とさせるスタイル
1958年に登場したスーパーカブ・シリーズの初代モデル「スーパーカブC100」を彷彿とさせるスタイリングを採用した、原付二種のパーソナルコミューターがスーパーカブC125です。
2018年に登場した同モデルは、レッグシールドや丸目ヘッドライトなど、往年のカブを彷彿とさせるスタイルを採用。各部に配したクロームメッキのパーツなどで上品な印象とした外観や、専用のアルミキャストホイールなどによる軽快な走りも自慢です。
また、ペダルを踏み込むだけで変速できるスーパーカブ独自の自動遠心クラッチ&4段リターン式変速も採用。初代スーパーカブC100を思わせるスリムでコンパクトなリヤキャリアなど、昔からカブを知るライダーには懐かしく、それでいて実用性も高い数々の装備が光ります。
特に近年は、そのレトロなスタイルと高い燃費性能などが幅広いライダーから支持を受けいて、仕事用としてだけでなく、ツーリングなどで走りを楽しむバイクとしても根強い人気を誇っていますね。まさに、原付二種ジャンルでベストセラーバイクの1台だといえるでしょう。
●燃費性能は68.8km/Lを実現
エンジンには、低振動・低ノイズを追求した空冷・4ストローク・OHC・123cc単気筒を搭載。最新の電子制御を駆使したインジェクションシステム(燃料供給装置)「PGM-FI」の装備で、高い燃費性能も誇ります。
2021年のマイナーチェンジ時には、ロングストローク化を図り圧縮比を高めるなどで、最高出力を9.7psから9.8psにアップ。それでいて、燃費はWMTCモードで従来型の66.1km/Lから68.8km/Lに向上させています。
スーパーカブC125の燃料タンク容量は3.7Lですから、1回の満タン給油で(計算上では)250kmを超える航続距離を実現することになります。
また、フロントブレーキのロックを抑制し、制動時の安心感に寄与する1チャンネルABSを標準装備し、安全性も向上。
スマートキーを携帯しているだけで、ポケットなどから出さなくてもイグニションのオン・オフやハンドルロックなどが可能な「Honda SMART Keyシステム」など、従来からの便利機能もそのまま採用し、高い利便性を誇ります。
●グレー×レッドとグレー×ベージュを新設定
2023年モデルでは、前述の通り新色2タイプを追加。「パールカデットグレー」は、明るい印象のグレーに、レッグシールドなどにベージュも施すことで、都会的で洗練された印象を演出します。
また、レッグシールドや前後ホイールなど車体の随所をマットグレーのカラーでまとめた「マットアクシスグレーメタリック」では、アクセントとなる赤いシートがとってもおしゃれです。
これらに加え、従来からの「パールネビュラレッド」も継続販売し、全3色のカラーバリエーションで展開。
価格(税込)は、据え置きの44万円です。
(文:平塚 直樹)