■「C 43」と同じセットアップにより最高出力は408ps
メルセデス・ベンツが開発中の人気クロスオーバーSUV「GLCクーペ」のパフォーマンスモデルとなるAMG「GLC 43クーペ」新型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
AMG本社付近で捉えたテスト車両は、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、パナメリカーナグリルを装備、エアロダイナミクスが向上するアグレッシブなエアインテーク、そしてヘッドライトを囲むLEDデイタイムランニングライトが初めて露出しています。
リアエンドでは、上位モデルAMG「GLC 63」の四角いエキゾーストパイプと差別化された円形のクワッドエキゾーストパイプをインストール。トレーラーヒッチの部分をよく見ると、小さなディフューザーが隠れているのがわかります。
キャビン内では12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、最新の MBUXソフトウェアを実行する11.9インチのインフォテインメントスクリーンなど、GLC新型とレイアウトを共有します。
よりハードコア志向の「GLC 63」では、最高出力680psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVセットアップを搭載しますが、「GLC 43」では2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーの高出力版を採用。
これは「C 43」と同じセットアップであり、パワーと効率を高めるために48ボルトのマイルドハイブリッドシステムが組み込まれます。最高出力は408psと思われ、GLCとGLC 63の間を埋めるモデルとなるでしょう。
AMG GLC 43新型のデビューは、2023年の終わりと予想され、標準のGLCクーペと同時発表も期待されます。