■「トナーレ」からインスピレーションもヘッドライトはかなりスリムに
アルファロメオの主力セダン「ジュリア」にスポーツワゴンが設定されるという噂が浮上、早速予想CGが制作されました。
初代ジュリアは「ジュリエッタ」後継モデルとして1962年に「TI」を発売、以降1970年代にかけて同ブランドの屋台骨を支えてきた主力モデルです。2016年には後輪駆動セダンとして復活、次期型に注目が集まる中、2026年には派生ワゴンが計画されていると言われています。
お馴染みSugardesing氏から協力を得た予想CGですが、おおまかなデザインは1960年代の「ジュリア スプリントGT」や、ブランド最新SUVである「トナーレ」からインスピレーションを得ている様子が伺えます。
ただしヘッドライトはかなりスリムにデザインされ差別化されています。ほかディフューザー、ウインドウ、スポイラー、LEDテールライトエリアはトナーレそのものです。
そもそもこれらはSUV 用に設計されていたにもかかわらず、この架空のスポーツワゴンに驚くほどうまく機能していると感じます。
一方側面では、ウインドウラインがトナーレや現行ジュリアから持ってきたものではなく、完全オリジナルデザインとなっています。またトランクに向かってわずかに下向きに傾斜しているベルトラインのおかげで、レトロなデザインも見えています。
ですが、ヒュンダ「アイオニック5」、ランボルギーニ「カウンタック」、ブガッティ「チェントディエチ」、さらには BMW 最新の「i Vision Dee」コンセプトなどでは、レトロフューチャリズムの傾向が高まっているため、次期型でこのようなデザインが採用されても不思議ではないと言えそうです。
ジュリア次期型のデビューは2025年と予想されており、その1年後にスポーツワゴンが期待されます。