アウトドアのトレンドはまだまだ続く?クルマに詳しくないライターだからこそ感じた、これからのクルマのあり方とは?【東京オートサロン2023】

■気合の入った各社の発表を眺めていて見えてきた、クルマ業界のトレンド

千葉県・幕張メッセで行われた大イベント、東京オートサロン2023。こちらの記事でも書かせていただいたように、ボクはクルマ界の人ではないのだけど、とても楽しく見させてもらいました。

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アウトドアブーム

実は長年、モノ雑誌のライターをやってきたので、クルマに詳しくはないものの、それ自体は大好きなんですよ。

クルマも言うなればボクらの生活を彩る「モノ」であり、便利な「ツール」ですものね。それで、胸ときめかせながら展示を見ていたのですが、たくさん眺めているうちにクルマ業界のトレンドが浮き彫りになってきました。

そう、最注目はアウトドア! コロナ禍以降続いているアウトドア人気は、今なおクルマ業界の旬のようで、各社がアウトドアに力を入れていたことを実感できました。

今回はモノライター的な目線も交えつつ、クルマとアウトドアについて語らせてください!

●テント乗っけているクルマやコラボモノも!クルマはもはやアウトドアグッズである

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アウトドアメーカーの雄「コールマン」とのコラボ

東京オートサロン2023ではたくさんのクルマがありましたが、目を引いたのが「アウトドア」を意識したモデルやカスタマイズ。テントを乗せたクルマがあったり、キャンプ仕様や車中泊仕様の改造がたくさん見れて面白かったですね。

象徴的なのが、三菱の新型「デリカミニ」でしょう。アウトドアブランド、コールマンのマークがデカデカとプリントされたモデルを紹介していて、インパクト抜群でした。

コールマンのテント、寝袋を所持しているアウトドアグッズ好きなので(グッズが好きなだけでアウトドアはほぼしません…涙)、これにはかなりビビりましたね。もはやクルマそのものがアウトドアをするためのツールだと語りかけているよう。

デリカミニは2023年5月の発売ということで、こりゃあ話題になるのでは。街乗りも便利そうですが、アウトドアでも絶対活躍するクルマですね。

今回のパーツ類は参考出品だったけれど、とっても夢がある話だなあと感じました。三菱というと、デリカD:5や2019年に生産を終えてしまったパジェロなど、そもそもアウトドアに強い印象があり、そのいかつさが魅力だと思っていました。でも、こんなにミニサイズの車でも外遊びの楽しさをこんなに表現できるんですね! 若い家族層や都市部に住む人にもってこいだなあ。

そして何よりアウトドアグッズに囲まれたクルマってめっちゃ映えます。性能やらスペックやら難しい話はさておき、単純に男心がくすぐられました。かっこいい!

●純正アウトドアパーツでドレスアップしたい!ファン心わし掴み

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タープの渋い色味もまたたまりませんね!

ほかにも、おおっ!と唸ってしまったものがありました。スズキのエブリィです。

実はエブリィははるか昔、会社員だった頃に営業者として毎日乗っていたんですよ。荷物をたくさん積めるし、出し入れもしやすいし、広々としてて安定感も最高…。それってつまり、アウトドア車としても優秀ということ!

アウトドア仕様で車中泊できるようにしたモデルを発見し、心打たれましたね。しかも純正品のタープがあって、めちゃくちゃ欲しくなっちゃいましたね。コイツを付ければ快適度もアウトドアな雰囲気も一気に高まるというわけね。

もちろん、クルマ用のタープやらアウトドアグッズって山ほど販売されていますが、メーカー純正品があるっていうのがファン心をくすぐりますよね。スズキといえば、改造遊びが楽しめるジムニーも有名だけど、ボクにとってはただの営業車だったエブリィがこんなにもカッコよく、そして男前に変身するとは面白いなあ。

今持っているクルマを改造したりドレスアップすることでアウトドア仕様に変身できるって、男の夢かもしれないですね。オーナーゆえの遊びというか、リアルミニ四駆というか。何度も言ってしまいますが、それを純正品で提案してくれてるっていうのが、また素敵なのよ! こりゃお金どんどん費やしたくなるわ。

●アウトドア以外にもあらゆる可能性が、今の時代の「働くクルマ」

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昔憧れていた動く秘密基地感たっぷり!

クルマの拡張性ということでいうと、ほかにも語りたいことが。進化しているのは何も「アウトドア」ではありません。とんでもないクルマを発見しました。

その名も日産キャラバン Powered Base for PRO。

日産によるオフィシャル魔改造で参考出品ということでした。なんだかすごーくアップル製品ぽい名前でそれだけでも素敵なんだけど、簡単に言うと、もはやこれは移動できる秘密基地ですね。電気工事士仕様のラゲッジスペースには、現場で使う機械や道具をたくさん積めてそれも魅力的でした。

でも何よりグッときたのが、2列目のシートですね。なんとワークスペースに電子レンジまであるんですよ。キャラバン、こんなカスタマイズできるんすか! すごっ! 昔の戦隊モノでこういう移動できる基地を見て、ずっと憧れていた世界です。

展示会ではキャンピングカーもたくさん目にしたし、それも素晴らしかったのだけど、カスタマイズで自分らしさを高めるという、クルマだからこその奥深さにじ〜んとさせられました。

また、コロナ禍以降、アウトドア同様に、テレワーク、ワーケーションといった言葉も話題となりましたが、このプロ用キャラバンを見てクルマって、これらのジャンルともかなり相性が良さそうとも感じましたね。

幼少期、『ひらけ!ポンキッキ』とともに成長したボクにとって、「働くクルマ」は消防車や救急車のイメージだったけれど、今の時代の働くクルマってこんな感じかも。

ちなみにPowered Base for PROは、日産リーフのノウハウを活かした再生可能バッテリーや太陽光パネルを搭載していて、給電設備も最強。SDGsというアングルから捉えても、実に今っぽいクルマなのでした。

こちらの記事にもあったように、日産は最近メタバース上のゲーム「NISSAN EV & Clean Energy World」なるものを立ち上げ、話題となっています。これは、EVを活用したサスティナブルな暮らしを体感できちゃうというもの。クルマの会社だからこそ、エネルギーはもちろん、自然や将来の地球についてよく考えてらっしゃるんだなと思いました。

アウトドア仕様のクルマの進化も、ここであげたキャラバンも、きっとSDGsにも直結する話だと思います。アウトドア楽しいぜ、だけでは終わらずに、今後も地球にやさしいクルマ、新しいテクノロジーにまでつながっていくと素敵ですね!

アウトドアというのは、そこに向けての一つの入り口と言えるのではないかな。ここからクルマを軸にして、より豊かで地球想い「暮らし」にまで視野が広がるとすごくいいなと思いました!(素人ながらに)

(半澤 則吉)

この記事の著者

半澤 則吉

半澤 則吉 近影
1983年福島県生まれ。お金、レシピ、収納といった日々の暮らしまつわる事柄を専門とするライター。町中華を巡る町中華探検隊、ドラマライターとしても活動する。会社員時代にスズキスイフト(2代目)に乗っていた以外クルマとの関わりはなく、父がスバルの歴代の名車を乗り継ぎ、母がダイハツミラジーノを愛車としているため、輸入車とは縁のない人生を送ってきた。が、一念発起しフランス車を購入。クルマのある人生にわくわく中。