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■リフター・ロングは、SUVテイストを備えた3列シートミニバン
以前お伝えしたように、シトロエン・ベルランゴに続き、プジョー・リフターにも3列7人乗り仕様の「RIFTER LONG(リフター・ロング)」が設定され、2023年1月20日(金)に発売されました。
シトロエン・ベルランゴがMPVらしいキャラクターを備えているのに対し、プジョー・リフターは、前後左右に配置されたクラッディングによる力強さも抱かせるデザイン。FFでも一定の悪路走破性を備えた「アドバンスドグリップコントロール」を備えるなど、MPVにSUVテイストを融合させたモデル。
なお、リフターの方が30mm全高が高く、ベルランゴよりも若干ストローク感のある乗り味を享受できます。
リフター・ロングのボディサイズは、全長4760mm×全幅1850×全高1900mm。ショート版よりも全長が355mm長く、全幅は同値、全高も20mm高くなっています。ホイールベースも190mmストレッチされていて、3列シート化に対応。全高の嵩上げにより、頭上まわりの開放感も高まっているはずです。
なお、自走式の立体駐車場には、2.1〜2.2m以下が多く、中には2.0m以下というケースもありますが、そうした駐車場でも入庫できます。車両重量は、ショート版から50kg増となる1700kgに抑えられています。
■最大荷室長は2230mmに達する
使い勝手の面では、サードシートを取り外せば、最大2693Lもの大容量ラゲッジを確保できるのが美点。7人までの多人数はもちろん、キャンプなどをはじめとしたレジャーから、ビジネス用途まで対応してくれる積載性の高さが魅力です。
ファブリックのブラウン2トーンカラーが採用されたインテリアは、5人乗り仕様のリフターGTと同一。サードシートは、最大130mmの前後スライドにより、大人でも座れる居住性を備えているそう。
サードシートは、取り外せるだけでなく、折りたたむことも可能。セカンドシートもフラットに折りたたむことで、広大な荷室を確保できます。また、サードシートを最後端までスライドさせてもバッグなどの搭載が可能。
荷室の最大容量はショート版は約2120Lですが、リフター・ロングは最大2693Lと大幅に増加しています。サードシートを取り外し、2列目を格納して1列目(助手席)を最も前方にスライドした状態での最大荷室長は2230mm(欧州計測値)になります。さらに、ホイールベースとリヤオーバーハングの延長により、2列目を起こした状態での利便性も向上。
グレード展開は、ショート版リフターの上級グレード「GT」をベースとした「RIFTER LONG GT」のみ。基本的な装備は、ベース車に準じています。プラットフォームは、プジョーのベストセラーSUV、3008および5008と同じ「EMP2」が採用されています。
走行モードは、「ノーマル」をはじめ、悪路走破性を高める「スノー」「サンド」「マッド」「ESC OFF」の5つのモードに切り替えが可能で、トラクションコントロールをベースにプログラミングされた、最新システムの「アドバンスドグリップコントロール」が搭載されていて、スキーエクスプレスとしても重宝しそう。
パワートレインは、ベースモデルと同様、1.5Lクリーンディーゼルエンジンの「DV5」型で、8速ATの「EAT8」が組み合わされています。最高出力は130PS、最大トルクは300Nmで、厚みのあるトルクにより、排気量から想像するよりも力強い走りが得られるだけでなく、エコカー減税対象になります。
なお、下記のとおり「RIFTER LONGデビューイベント」も開催されます。リフター・ロングをはじめとしたプジョーのラインナップとプジョーが提唱する「ALLURE」の世界観を体感できます。
さらに、同モデルの発売を記念して、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BY)」とのコラボも展開。
大人の想像力を広げるリフター・ロングとBYがタッグを組み、Tシャツをはじめとしたコラボアイテムを展開します。下記のイベントデビューでもチェックできます。
【RIFTER LONGデビューイベント】
会場:軽井沢ショッピングプラザ
日時:2023年1月21日(土)〜22日(日)10:00〜19:00
会場:テラスモール湘南
日時:2023年2月4日(土)〜5日(日)10:00〜19:00
●RIFTER LONG GT価格:455万円
(塚田 勝弘)