松永 和浩 
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■東京オートサロン2023の来場者が選んだカスタムカーの人気投票
●Kカー・コンパクト部門はそのサイズを生かした楽しさを提案したカスタムカーが対象
東京オートサロン2023の出展車両の中から、来場者の投票によってNo.1カスタムカーを決定するのが「東京国際カスタムカーコンテスト2023」です。各部門ごとに優秀賞2台、最優秀賞1台の計3台が選出され、最終日の1月15日（日）にトロフィーと記念の盾が贈られる表彰式が行われました。
東京国際カスタムカーコンテスト2023では8つの部門が設定され、選出されたクルマたちは魅力的なものばかりです。今回はその中からKカー・コンパクト部門の受賞車を見ていきましょう。
●最優秀賞 DAMD Inc. DAMD HUSTLER COUNTRY
スズキ ハスラーをカントリー風にフェイスチェンジしたのが、このクルマ。
グリルからバンパー類まで一式を、フェイスキットとしてフェイスチェンジしたこのハスラーは、英国オフロード車の雰囲気を醸し出しているかのようです。
アウトドアのキャンプシーンでは、軽バンのキャンピングカーが人気を集めていますが、デザイン的にもっと遊びが欲しいという方にはこちらの方が似合うかもしれません。
軽バンに比べて室内長が短いハスラーですが、オプションのキャリアで積載量を確保したり、DAMDが代理店として販売している、クルマと連結できるテントを活用することで解決できるようです。
むしろ、このスタイルはミニチュアなオーバーランドスタイル、と言えるかもしれません。
●優秀賞 ARTA/GORDON MILLER GMLVAN S-01
オートバックスセブンが展開する、ガレージライフブランドのGORDON MILLER MOTORSが手掛けた、初めての軽キャンパーがこちら。
ベースはダイハツハイゼット カーゴ クルーズターボで、外装はオリジナルエンブレムを装着したグリルでフェイスチェンジ。
オプションのルーフキャリアにロール式のタープが組み合わされ、キャンピングライフに必要なものは、GORDON MILLER MOTORSでほとんど揃うとのこと。
室内の天井やラゲッジスペースのサイドテーブルなどは、天然の木材を使用。床面は、掃除がしやすいように木目調のリノリウムが敷いてあります。
シートは純正ですが、撥水加工されたオリジナルのシートカバーが取り付けられ、キャンピングライフの楽しい相棒になることうけ合いです。
●優秀賞 TSDstyling/T-styleAutoSales/EXPERT/TRINITY JIMRY
ジムニーでは狭いというニーズ？に応えて、スズキのエブリィをジムニー顔にチェンジしたのがこのクルマ。
これまでも東京オートサロンでのJIMRYの出展はありましたが、傾向としてはジムニーを意識したハイリフト系のカスタマイズがほとんど。
そのJIMRYを、今回はハイドロサスペンションも入れ込んでの、ベタベタなローダウン仕様として持ち込んできました。
スムージングされたリアハッチを開けると、巨大なサブウーハーとハイドロユニットが顔を見せるなど、スタンスネーションシーンに躍り出るかのようなカスタマイズがカッコいい仕上がりとなっています。
（写真・文：松永 和浩）
