■ショート版よりも全長は365mm長く、全幅は同値、全高は20mm高い
バカンスの国、フランスらしい広大で使い勝手のいいラゲッジスペースを備えるシトロエン・ベルランゴは、遊び心のあるエクステリアデザイン、乗り心地の良さも魅力です。日本上陸以来、フレンチMPVとして人気を集めています。
そのベルランゴに、3列7人乗り仕様のロングバージョン「BERLINGO LONG(ベルランゴ・ロング)」が加わり、ミニバンとしての多人数ニーズにも応えることになりました。3列シートが欲しい層には待望の追加です。
シトロエン・グランドC4スペースツアラーが生産(販売)終了した現在、ベルランゴの7人乗り仕様「ベルランゴ・ロング」がカバーする格好になります。
ベルランゴ・ロングのボディサイズは、全長4770mm、全幅1850mm、全高1870mmで、ホイールベースは2975mm。
ショート版よりも全長は365mm長く、全幅は同値、全高は20mm高くなっています。ホイールベースも190mm長くなっています。
●2列仕様よりも約27%増の広大な空間を確保
3列仕様の特徴は、サードシートが前後スライドできる点、余裕のあるヘッドクリアランスを備えていることで、大人でもくつろげる十分なスペースを確保したそう。
また、サードシートを取り外し、セカンドシートを折りたためば、最大2693Lという大容量のラゲッジスペースも生み出せます。ショートボディよりも約27%増となる広大な空間を備え、キャンプから各種アクティビティまで、多様な趣味などのニーズに応えてくれます。
写真からも分かる、伸びやかなフォルムが際立つエクステリアは、ひと目でベルランゴと分かるスタイリングが継承されています。個性的でありながら落ち着きのあるヨーロピアンデザインが与えられています。
上開き式のテールゲートは、雨天時に荷物が濡れることもなく、風にあおられる心配もほとんどありません。さらに、車両後方や頭上にスペースの制限があるケースでも、ガラスハッチを開け閉めすれば、荷室にアクセスすることができます。また、テールゲート上部には、ブラックのスポイラーも備わっています。
搭載されるパワートレインは、ショート版と同様に、1.5Lクリーンディーゼルエンジンに、電子制御8速ATの「EAT8」の組み合わせ。ディーゼルらしからぬ軽快な吹け上がりとドライバビリティ、低回転からの十分なトルク、そして最新の排気浄化システムによる高い環境性能も美点です。
グレードは、「SHINE」「SHINE XTR PACK」の2グレード構成。
基本装備は、ショートボディの「SHINE」「SHINE XTR PACK」に準じたもので、上級仕様の「SHINE XTR PACK」には、17インチホイール&タイヤ、前後バンパーのアンダーガード風デコレーション、オレンジマットのカラーパック、フロントドアバッジ、専用シート柄、専用ダッシュボード&ドアトリムを用意。
さらに、ロング版の両グレードには、縦列と並列駐車の出入りの際に、ステアリング操作を自動で行う「パークアシスト」が追加されています。
カラー展開は、「SHINE XTR PACK」が「ブランイシ」「グリアルタンス」「グリプラチナム」の3色。「SHINE」にはこれらの3色に「ディープブルー」も加わった4色設定になっています。
なお、ベルランゴ・ロングの発売を記念し、2023年2月3日(金)〜2月5日(日)にデビューイベントが開催されます。
同モデルを含め、シトロエン最新のラインナップが展示されるほか、試乗イベントも実施される予定。会場にはキッズスペースを用意するなど、子ども連れの家族や友人などと楽しめるイベントになります。
●「BERLINGO LONG デビューイベント」
日時:2023年2月3日(金)〜2月5日(日)10:00〜19:00
会場:グリーンスプリングス立川 東京都立川市緑町3-1(パブリックスクエア/アトリウム/リビングルーム)
●ボディサイズ
全長4770mm×全幅1850mm×全高1870mm、ホイールベース2975mm
●価格
「BERLINGO LONG SHINE Blue HDi」:443万3000円
「BERLINGO LONG SHINE Blue HDi XTR PACK」:455万4500円
(塚田 勝弘)