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■「平成のドリ車」がテーマの86/BRZ用エアロ
D1界のレジェンド「のむけん」こと野村謙氏プロデュースのURAS。毎回オートサロンで新作をお披露目することで知られていますが、今回の目玉となるのがBRZ/86(型式ZC/ZN6)用のエアロパーツです。
「今さら旧型用?」と疑問に思うかもしれませんが、のむけん氏に聞いてみると「まだまだ走ってるのは圧倒的に旧型が多い。新型は他のメーカーに任せておいて、あえて旧型を『平成のドリ車』テイストでデザインしてみたぶぁい」とのこと。
ベース車は、手頃になってきた前期モデルで、往年の「張り出し系」でエッジの強く効いたエアロパーツをフロント、サイド、リヤに装着。
ただし、こちらはあくまでオートサロン出展用に間に合わせた「プロトタイプ」だそうで、来場者の感想も聞きながら最終的に製品化させていく模様。
具体的にはフロントのダクト類や、サイドからリヤへかけてのバランス調整、リヤのランプ類の処理などを再検討するらしく、その出来上がりに期待が高まります。
ネオクラ感を出すために、のむけん氏が走り屋時代に在籍したチーム「CROSS」のナンバープレートを付けたり、リヤウインドを当時の走り屋チームステッカーで埋め尽くすなど、その遊びごころはさすがです。
また新作パーツとしてURASオリジナルのステアリングも参考出品。33φのディープコーンで、がっちりと握りやすく、剛性の高さにもこだわったそう。こちらも3月の発売が待ち遠しいです。
●実用性とスタイルを兼備したバリアフリーカー「JOY CART」を販売開始
また、ブースの傍に何やら変わった乗り物を発見。実はこちら、のむけん氏が大変気に入って、正式に販売代理店として取り扱いをスタートするというバリアフリーカー「JOY CART」。
以前から「もっとデザインのいいシニアカーってないのかな?」と模索していたところ、このクルマの存在を知り、直談判。その熱意が通じて、取り扱いを許可してもらったのです。
バッテリーは充電式で、最高速度6km/hでの走行が可能となっています。今回、オートサロン会場で腰を痛めてしまったというのむけん氏、「これ持ってきておいて助かったww」と実際に愛用されたらしいです。
URASといえば、ユニークなアパレルやアクセサリーパーツも売れ筋で、これを楽しみに東京オートサロンへ訪れるファンも多いようです。
現役を引退しても人気ののむけん氏に直接ブースで会って、お土産としてグッズを購入。その場でサインしてもらう、という熱心なファンの姿が目立ちました。
●のむけんジュニアはスポンサー募集をPR
ドリフトドライバーとしてD1ライツなどに参戦中の息子さん、「のむけんジュニア」こと野村圭市くんもURASブースをお手伝い。
「2023シーズンの個人・企業スポンサーさんを募集しています!」とPRも忘れていませんでした。
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)