■ル・マンで優勝したレーシングカー「919」譲りのハイブリッドテクノロジーを採用
ポルシェブランドの代名詞ともいえる「911」に初じめて設定される電動モデル「911ハイブリッド」が公開間近であることがわかりました。
911に関して、数年前からハイブリッドバージョンが追加されることが濃厚となっていますが、同社会長のオリバー・ブルーメ氏は、CarMagazin誌の取材に、アイコニックなモデルを電動化する計画を再確認したといいます。
同誌によると、ポルシェは「911に非常にスポーティなハイブリッドバージョンを追加する」つもりであると語ったといいます。
最初はPHEVではなく自己充電型ハイブリッドモデルになり、電動アシストモデルの意図が燃料効率よりもパワー優先であることを明確にしていることがわかっています。
このハイブリッドシステムは、ル・マンで優勝したレーシングカー「919」譲りのハイブリッドテクノロジーを採用すると噂され、3.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、電気モーターがパフォーマンスを向上させるはずです。
ポルシェの最新ロードマップによると、2020年終わり頃には年間売上の80%以上がハイブリッドとEVになると予想され、2030年にはフルエレクトリック化が期待されています。
フィンランド山中で捉えたプロトタイプは、エアインテークを備えるフロントバンパー形状を新設計。リアエンドではナンバープレートがバンパー下部から上部へ移動、それにより空いたスペースに、デュアルエキゾーストパイプをセンター寄りに配置し、アグレッシブな印象を与えています。
ポルシェの歴史を変える911ハイブリッドの登場は、今後数数ヵ月以内と予想されます。