目次
■ドラレコ、レーザー探知機に加えてアウトドアの必須アイテムも
セルスター工業(以下:セルスター)は、東京オートサロン2023で新たなコラボレーションモデルをはじめ、ドラレコ+レーザー&レーダー探知機の一体型モデル、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載のジャンプスターターやポータブル電源といった注目必至の製品を出展しました。
ブース内ではDAMDとコラボしたジムニーのほか、アウトドア系アイテムを搭載したキャンピングカーが注目を集めていました。
●DAMDとコラボしたジムニー専用ドライブレコーダー
エアロメーカーのDAMD(ダムド)とセルスターは、本社が近い場所にあることから、以前より互いに交流を深めてきたそうです。
そんな両社が構想1年をかけて完成させたのが、レーダー探知機であるセーフティレーダー「CA-D01R」と、ドライブレコーダー「CA-D01D」の組み合わせです。このふたつを組み合わせ、DAMDのジムニーコンプリートカーにマッチした特別仕様を作り上げました。
本体はジャングルグリーンの専用デザインとして、ジムニーのアウトドアイメージにマッチする外観を実現。モニター上には専用の待ち受け画面やスクリーンセーバーを表示したり、自車アイコンをDAMDコンプリートカーから選んで表示することも可能です。
また、セットモデルということで、専用マップカラーの表示や、ドライブレコーダーの映像にGPS情報を付加することも可能になります。
発売は今春を予定し、価格は5万円前後になると見られています。
●業界初のドライブレコーダー+レーザー&レーダー探知機一体型モデル
ドライブレコーダーの普及率が5割を超えたと言われる中で、次なるターゲットと言われるのが、レーダー探知機との組み合わせです。もともとセルスターはレーダー探知機の老舗メーカーとして知られ、これまでにもドライブレコーダーと組み合わせて使う製品を数多く投入してきました。
そして、今回、レーザーによるオービスにも対応したレーダー探知機内蔵ドライブレコーダーを日本で初めて開発。ブース内にはそのプロトタイプが展示されていました。
レーダー探知機とドライブレコーダーが一体となるため、余計な配線もなくインテリアをすっきりとまとめることができます。また、レーザー式を採用することが多い移動式オービスなどにも確実に対応できる上、ドライブレコーダーとしての機能も十分です。
フルHD記録対応の200万画素センサーを搭載して、高画質記録を実現。後方からのあおり運転を自動で記録する後方キャッチ機能も搭載しています。GPSデータや各種機能の更新も、SDカードを介して行うことができるのも見逃せません。
発売は今年の夏頃を予定し、価格は6万円前後になるのではないかと見られています。
●アウトドア系アイテムも多数出展
そのほか、ブース内にキャンピングカーも出展し、その中にはアウトドア系製品も展示されていました。
中でも注目なのが、すでに発売されているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使ったジャンプスターター「LJP-9600」と、ポータブル電源「PDL-300」です。
ジャンプスターター「LJP-9600」は、一見マグボトルのような形状をしていますが、この中にはリチウムイオンバッテリーを内蔵。これが、バッテリー上がり時のエンジン始動用として活躍するのです。
安全で高性能なリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用し、高性能でありながら発火などの心配を極限まで排除しています。しかも、本体はモバイルバッテリーとして使えるほか、ワイヤレススピーカーやLEDライトとしても使え、災害時のアイテムとしても役立ちます。
ポータブル電源「PDL-300」も、やはりリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用しています。バッテリー容量は307Wh/24,000mAh。
AC100V、DC12V、USBの3種類に対応し、バッテリー上部には「Qi」対応ワイヤレスチャージャー機能も装備しています。災害時はもちろん、アウトドアやレジャーでも活躍する製品となっています。
(会田 肇)