オートサロン会場でしか見られないアイテムが、スズキブースにはこんなにもあった【東京オートサロン2023】

■スズキブースのクルマたちをイッキ見せ!

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スズキブースでは、主役のスペーシアベース、エブリイワゴンの他、販社オプションを備えた現行販売機種も見ることができる

2023年1月13日(金)~15日(日)開催の東京オートサロン2023。今回のオートサロンでは、スズキは「ぼくらは遊び心でつながれる」をテーマにブース出展しています。

スペーシアベースとエブリイワゴンについては別記事で紹介しましたが、それ以外の展示車も多くは純正用品装着車が中心。その中にあって、唯一、ニューモデルとして展示してされていたのがソリオ。

昨年2022年はスズキのフルモデルチェンジ車は1台もなく、一部改良車を除けば、販売休止から目覚め、4月にハイブリッドとなって帰ってきたエスクード、8月のスペーシアベースに続き、12月のハイブリッド版ソリオ&ソリオバンディットの3機種が販売開始…いずれも新型車とは呼べないモデルですが、追加モデルであるにせよ、もっかのところソリオ兄弟がニューモデルです。

そのソリオハイブリッドが唯一のニューモデルとして展示されていました。

本記事では、ソリオハイブリッドと、それ以外の展示車をイッキ見せしていきましょう。

●ソリオ HYBRID SZ(2WD・5AGS)

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2022年12月にシリーズ追加発売された、ソリオHYBRID SZ

スズキ車に多いマイルドハイブリッドではなく、K12C型エンジンにスズキ独自の5速AGS(オートギヤシフト)と駆動用モーターを組み合わせた、本格ハイブリッドで、方式としてはパラレル式ハイブリッドとなります。

●ハスラー JスタイルII

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ハスラーの特別仕様車・JスタイルII

軽のSUVを名乗るハスラーは、特別仕様車のJスタイルIIに、「サイドデカール(ナチュラル)」「リヤデカール(ナチュラル)」を貼りつけたクルマが展示されていました。木目模様が「ナチュラル」のゆえんでしょう。

内装ではフロアマットのほか、助手席側のアッパーボックスのリッドに「カラーコード」をくくりつけています。オレンジ、ブルー、ライトグレー3色のうち、ライトグレーのカラーコードがついていました。

●スペーシアギア HYBRID XZターボ(2WD・CVT)

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スペーシアギアHYBRID XZターボ(2WD・CVT)

お次はスペーシアギアのハイブリッドXZターボ。

外装では「フロントバンパーガーニッシュ(カモフラージュ)」「サイドデカール(カモフラージュ)」「サイドデカール TALL CAMPER」「バックドアガーニッシュデカール(カモフラージュ)」「デコステッカー(カモフラペベア)」、内装では「ルームミラーカバー(カモフラージュ)」「インパネデカール(カモフラージュ)」「フロアマット(ジュータン・ハニカム)」と実に多彩。

ブースの割と端のほうであるにもかかわらず、ド派手な黄色で存在感を示す割に「カモフラージュ(camouflage:偽装、迷彩、迷彩服、擬態の意)」が多いという対比がおもしろいクルマです。

●クロスビー HYBRID MZ(2WD・6AT)

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クロスビー HYBRID MZ(2WD・6AT)

クロスビーは、スズキのラインナップ上はハスラーの普通車版となるクルマです。

こちらは、外観では「フォグランプガーニッシュ」「フェンダーガーニッシュ(ハニカム)」「ドアミラーカバー(LEDサイドターンランプ付車用)」「ドアスプラッシュガードパネルデカール(ウッディ)」「フューエルリッドガーニッシュ」、内装では「スタンダード8インチナビ(パナソニック)」「オーディオ交換ガーニッシュ(8インチ用)」「フロアマット(ジュータン・クロスライン・ベージュ)」など、これまたその内容は多彩です。

販社オプション品は、店舗展示車に装着されていない場合が多く、カタログ写真で判断して現物を見ないまま注文しなければならないのが実情です。

どのクルマも車両カタログ並のページ数に膨大な点数のオプション品が用意されており、ここに掲げたクルマたちとて、装着しているのはその一部に過ぎませんが、たまたまこれら車両を検討しているひとにとっては(していないひとにとっても)、これら用品を見ることができるのは意外にないチャンスです。

スズキ車の販社用品を見る…たったそれだけのためにオートサロン2023会場に行ってもこれだけの成果が得られたというわけです。

(文・写真:山口尚志