日産キャラバンのレジャー仕様が大集合、フィッシング、クロカン、タフネス…プロ目線活用のいろいろがあった「OUTDOORあそびーくる」ブース・その2【東京オートサロン2023】

■8台のカスタムキャラバンが集合 その2
JAOS ver.、CRS OUTGEAR、BOXY STYLEのRUN-GUN GEAR、OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPTの4モデルを紹介

日産キャラバンOUTDOORあそびーくる
8台のカスタムキャラバンが展示された日産キャラバンOUTDOORあそびーくる

芸文社のアウトドア系マガジン「OUTDOORあそびーくる」が東京オートサロン2023にブースを出展。8台のカスタムキャラバンを展示しました。

1ボックス系のカスタマイズベースとしてはトヨタのハイエースがメジャーですが、ハイエースばかりでつまらないと思っている方も多いはず。

そうしたなか、キャラバンをベースとしたカスタマイズはより独自性が強く、これから手に入れてカスタムしたいと思っている方には大きな参考となったことでしょう。

OUTDOORあそびーくるのブースでは8台のカスタムされたキャラバンを展示しました。

こちらのその2では、JAOS ver.、CRS OUTGEAR、BOXY STYLEのRUN-GUN GEAR、OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPTの4モデルを紹介します。

●クロカン4WDのスペシャルショップならでの力強さ JAOS ver.

JAOS ver.
クロカン4WDのスペシャルショップ、JAOSらしい力強いモデル

さまざまなクロスカントリー系モータースポーツでその名を轟かせるJAOSが手がけたキャラバンは、ひと味違う力強さを持っていました。

エクステリアではフロントにブッシュバーを装着。スタンダードのナンバープレートが隠れてしまうため、ナンバープレートは少し下に移動されます。リヤにもブッシュバーと似た形状のスキッドバーを装着し、統一感のあるスタリングとしています。

フェンダーガーニッシュはダミーボルト付きで厚みが片側10mm以下となるため、保安基準に収まる仕様。ホイールはJAOSのADAMAS BL5、タイヤはトーヨータイヤのオープンカントリーR/Tを履きます。

ルーフにはキャラバン専用に設計されたルーフラックを装着、さらにサイドタープもプラスされ、アウトドアレジャーユースでの使い勝手を向上しています。

●タフネススタイルの内外装はラフな使い方も似合いそう CRS OUTGEAR

CRSのOUTGEAR
レッドにリペイントされたNISSANのエンブレムが印象的なCRSのOUTGEAR

CRSが手がけたOUTGEARは、内外装ともにタフなスタイルを追い求めた集大成となっており魅力的です。

エクステリアではフロントに装着された同社のエセックスブランドのバンパーガードが目を引きます。このバンパーガードは、アメリカのピックアップトラックに使われているようなパーツをイメージし3D設計したもの。レッドにリペイントされたNISSANのエンブレムと相まって、力強い印象となっています。

CRS OUTGEAR内装
縞目模様のアルミプレートが貼られたフロアは、何を積んでも大丈夫そう

フロアにはステップのパーツなどにも使われる縞目模様のアルミプレートが敷き詰められ、ラフな仕様にも耐える仕様となっています。

装着されているベッドはアウトドア用の脚を取り付けることで屋外でも使用可能。折りたたみ式のCURT製ヒッチカーゴキャリアは、クーラーボックスや車内に入れたくないゴミなどを乗せるのに超がつく便利アイテムです。

●移動&キャストを自在にこなす BOXY STYLEのRUN-GUN GEAR

BOXY STYLEのRUN-GUN GEAR
BOXY STYLE RUN-GUN GEARのエクステリア

RUN-GUNというのはルアーフィッシングやフライフィッシングのひとつのスタイルで、ポイントを次々と移動(RUN)しながら、キャスティング(GUN)していくというもの。このモデルを製作した1ボックスカーカスタムの名門、BOXY STYLEの代表である遠藤氏が好む、このRUN-GUNを楽しみやすいモデルに仕上げたキャラバンです。

RUN-GUN GEAR内装
明るいストライプ柄が目を引くBOXY STYLEのRUN-GUN GEAR

荷室領域には左右跳ね上げベッドを装備、フロントシート、セカンドシート、ベッドともに80年代のマリンアイテムでよく用いられたブルー基調のストライプ柄を採用し、ポップで明るい内装を実現しています。

クォーターウインドウ部分に装着されたパネルや、ルーフ部分を利用したロッドホルダーなど、フィッシングを楽しみやすく、そしてスタイリッシュに仕上げる工夫に富んだ仕様となっています。

●元モトクロスライダーが提案する快適6輪生活 OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPT

OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPTのエクステリア
OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPTのエクステリア

元モトクロスライダーである小栗さんが代表を務めるOGUshow。もともとトランスポーターの製作を手がけるためにスタートしたOGUshowは、今年30周年を迎えたとのこと。この節目の年に原点に戻り、使いやすいトランスポーターを目指して開発したのが今回のES TOUGH SPEC CONSWPT。

OGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPTの内装
ハンターカブがキレイに収まっているOGUshow ES TOUGH SPEC CONSWPT

左右跳ね上げ式のベッドの片側をポップアップすれば、機動子機となるハンターカブの搭載が可能。クォーターウインドウ部分へのパネルを装着し小物関連の収納を楽に行えるようにしたほか、ルーフには釣り用のロッドホルダーも装備されています。

(文・写真:諸星 陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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