■BYDによる「電化キャンプ」という新提案
中国発のEVメーカー、BYDは今回の東京オートサロンに初出展。ブレードランナー的な世界観を思わせる独創的なブースデザインと、2023年に日本市場へ導入する新型車3モデル「ATTO 3(アットスリー)」「DOLPHIN(ドルフィン)」「SEAL(シール)」が来場者の熱い視線を集めています。
そんなBYD、実は東京オートサロンと併催する「TOKYO OUTDOOR SHOW」にもブースを設けているんです。
●EVが供給する電気でアウトドア!
アウトドアショーのBYDブースで目を引くのは、なんといってもコタツ! 芝生の上に畳を置いて、そこにコタツを据え付けるというユニークな展示は、一体何を意味しているんでしょうか?
ブース内には、コタツや調理器具などさまざまな電化製品が置かれていますが、それらの電気コードの先には、ドラムリールが。そしてドラムリールの先に繋がれているのが、電気自動車の「ATTO 3(アットスリー)」。
つまり、これらの電化製品に電気を供給しているのはこのクルマだったのです。
このブースが提案するのは、「電化キャンプ」という新しいスタイル。アウトドア雑誌「GO OUT」協力のもと、このユニークな展示が完成したそうです。
実際に、ブース内で使用している電化製品、およびモニュメントのライトなどにはATTO 3の電力が使われているのがポイント。ATTO 3のV2H/V2L機能を使えば、こんな“和風オール電化キャンプ”も可能になるというわけなんです。
アイドリングで排ガスを出さず、電気の供給元としても活躍する給電機能付きEVは、今後はキャンプやバーベキューなどで引っ張りだこの存在になるかもしれません。
(三代やよい)