■ルノー系のマシンで繋がった、国沢光宏×山野哲也
東京オートサロン2023の各ブースでは、出展車やアイテム紹介、グッズ販売はもちろんですが、スポット的に行われるトークイベントもお楽しみのひとつです。
いろいろなブースを覗いてみた中で、これは面白い!と思ったのが、ルノーの「国沢光宏×山野哲也」トークセッションでした。
●A110でジムカーナ、ルーテシアでラリー
2022年、全日本ジムカーナ選手権で「通算22回のシリーズチャンピオン」という偉業を成し遂げたレーシングドライバー・山野哲也さん。舌鋒鋭い評論で多くのファンを惹きつける自動車ジャーナリスト・国沢光宏さん。この2人には、唯一の共通点があります。
それは、ルノー系のマシンでモータースポーツを楽しんでいるということ。
山野さんは2022年シーズンから、アルピーヌA110Sを駆って全日本ジムカーナに挑戦。
一方、国沢さんはルーテシアベースの競技車両、ルーテシアRALLY5で「ラリージャパン2022」に参戦しました。
このふたりによるアルピーヌ、ルノー、そしてモータースポーツ語りはとにかく必聴です。
山野さんからは、ジムカーナのコースの覚え方やライン取り、視線のポイント、競技に向いている車両のタイプなど、「そこまで教えてくれちゃうの?」というレースのイロハ話がたっぷり飛び出します。
国沢さんは、ラリージャパン参戦の裏話(会場には実際の参戦車両も展示中)や、ルーテシアがなぜ速いのか、ヨーロッパ車と日本車の違いなど、さまざまな自動車トークが独特のユニークな視点から語られます。
MCを務めるWRCコメンテーター・栗田佳織さんとの掛け合いの妙もあり、会場は終始笑いに溢れていました。
本トークセッションは14日(土)、15日(日)に2回ずつ行われるのですが、「テーマは共通」というのがルノーによる公式な説明。
でも、関係者に聞いてみたところ、「1回目も2回目も全然違う話になってました! 台本通りに行かないんですよ〜(笑)」とのこと。
14日(日)のトークセッションは12時〜12時30分、14時〜14時30分の2回。MCはカーライフエッセイスト・吉田由美さんが務めるそう。
山野さん×国沢さんじゃないと語れない「ここだけの話」満載のトークセッション。どんな話が飛び出すのかはその時次第。会場においでの方は、2回とも見に行くことをオススメします!
(三代 やよい)