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■新車だけでなく絶版車を長く愛車として所有できるプランを提供
2023年1月13日(金)、千葉県の幕張メッセで東京オートサロン2023が開幕しました。
東ホール8にあるTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)ブースでは、「トヨタはクルマ好きを誰ひとり置いていかない」を共通テーマに、「愛車を守るカーボンニュートラル」「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」、そして「愛車と楽しむ多様なライフスタイル」という3つのコンセプトに沿った車両やパーツなどを展示しています。
ここでは、「愛車と楽しむ多様なライフスタイル」について紹介します。
東京オートサロン2023のTGRブースでは、プロドライバー監修の下カスタマイズした車両や、TGRがモータースポーツからのフィードバックをもとに開発した新たなGRパーツを展示しています。
さらに、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」とのお客様の想いに応えるヘリテージパーツのうち、2023年以降発売を予定している新商品を展示しています。
●新GRパーツはモータースポーツからのフィードバックがいっぱい!
ブース内には、GRパーツを装着したGRヤリスGRパーツコンセプト2023とGR86 GRパーツコンセプト2023を展示。
GRヤリスGRパーツコンセプト2023は、フロントスポイラーをはじめ、サイドスカート、カーボンフード、カーボンウィングを装着。トランスミッションはGRパーツのクロスミッションを装着しています。
一方、GR86 GRパーツコンセプト2023は2023年1月13日(金)から販売開始したGRエアロルーフフィンとGRリアサイドスポイラーを含んだ空力パッケージIIを装着。
さらに、GRインテリアパネルキットや全長調整式のGRサスペンションキット、GRモノブロックブレーキセット、GR19インチ鍛造アルミホイールなどで戦闘力をアップしています。
GRカローラエアロコンセプトは、佐々木雅弘選手が監修したエアロコンセプトを装着。フロントディフューザーをはじめ、サイドディフューザー、フロント&リアオーバーフェンダー、リアスポイラー、リアディフューザー、リアガーニッシュでドレスアップ。
インテリアでは、GRフルTFTメーター、プレミアムスポーツフロントシート、本革巻き3本スポーツステアリングホイールを装着しています。
●旧車にもGR魂を!
GRヘリテージパーツプロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、すでに廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。
2023年は8車種32品目の発売を予定しており、さらに新たにランドクルーザーの3モデルへの設定を拡大します。
第一弾として、ランドクルーザー70とランドクルーザー80用の「リアアクスルシャフト」の発売を2023年4月に開始する予定となっています。
WEBサイトでは、復刻を希望する部品のリクエストを受け付けていて、2023年1月13日(金)からは、ランドクルーザー60、70、80を所有するユーザーからの要望も受け付け開始。その要望を聞きながら、今後の復刻する部品種目を選定していくとのこと。
そして、「86Re:PROJECT」という新サービスを開始。このサービスは、GR Garage袋井(静岡県)にて2022年10月より先行開始、今後は全国のGR Garageにて2023年内に随時開始予定となっています。
86Re:PROJECTは、ユーザーの初代トヨタ86(ZN6型)を販売店で預かり、点検、部品交換、チューニングを施し、走りの味を新車のように蘇らせるプロジェクト。
車両状態の点検を行い、要交換部品や異常箇所がないかを確認した後、オーナーと相談の上、「エンジンリフレッシュコース」「マウントゴム交換コース」などのメニューを用意して、詳細な整備をクルマの状態に合わせて専門のスタッフが提案するというもの。
さらに、整備後の車両をトヨタ自動車の最新のテスターやテストコースで最終チェックをし、詳細なテクニカルレコードと「86Re:認定証」をお渡しする「86Re:認定コース」も用意しています。
新車で販売しているクルマの新しいパーツの開発だけでなく、絶版車のパーツの再版、そして初代86のリフレッシュプランなど、ユーザーが所有しているクルマを、これからも長く愛車として所有できるための様々な施策をTGRは用意しています。
(文・写真:萩原 文博)