■学生さんたちの思いがこもったNATSブース
学生渾身のカスタムカーが勢揃い。多くの人を唸らせた
2023年1月13日(金)から15日(日)までの3日間、千葉県にある幕張メッセにて開催中の東京オートサロン2023。昨年に比べると全体的に来場者数がかなり増えている印象を受けます。また、海外からの来場者も多く見受けられ、コロナ前とほとんど変わらぬ盛り上がりを見せています。
そんな中、中ホール4にあるNATS 日本自動車大学のブースには、今年も気合いの入ったカスタムカーがズラリ。日本自動車大学(以下、NATS)は学生たちがイチからオートサロン向けに車両製作を手掛けています。
●なんだコレ!? 自由な発想がスゴイ!
NATSブースの展示車はどれも学生達の努力の結晶と言える
ブース内で特に注目度が高かったのは「TOYOTA 86 GR STANCE」と、アルファードベースの「スーパーデューリートラック」の2台。特にこの2台のインパクトは強烈なものでした。
トヨタ86をベースに製作したという「GR STANCE」は注目の的だった
個人的にはレストア車両のアルシオーネ推し! 車体科1期生が塗装実習で使用していたという「アルシオーネ」を、20期生が総合実習でサービスマニュアルを確認しながら各部をリフレッシュしたそうです。
当時を再現するために、イエローのカラーから純正色のセラミックホワイトにオールペン。先輩から後輩へとバトンが引き継がれ、まるで新車のような美しさを取り戻しました。しかも4人で仕上げたというから驚きですよね。
あまりの状態の良さに感動した来場者から「売ってもらえないか…」という話も入ってきたそうです。
イエローから純正色に全塗装
この学生たちの汗と努力の結晶をぜひ会場で見てみてくださいね!
(岩本 佳美)
才色兼備なレトロスポーツカーをコンセプトに製作したというNDロードスター
リアビューも迫力満点!フェンダーのマッスル感がたまらない(NDロードスター)
アルファードベースのピックアップトラックで、ドアはスライドから観音開きに変更されているアルファードトラック
アルピーヌブルーのカラーとデューリーフェンダーが目を惹く一台(アルファードトラック)
全長は約6.6m(アルファードトラック)
公道をテーマにしたGTマシン。改造申請をすればもちろん公道走行も可能(トヨタ86)
NATSブースの展示車はどれも学生達の努力の結晶と言える
ダットサンブルーバードをレストア&カスタム。
総合3位入賞も果たしている
学生フォーミュラ日本大会参戦車両。NATSオリジナルのマシンは旋回性能と軽量化を高次元で成立させた設計(NATSオリジナルフォーミュラマシン)
童夢製のものコックをベースに学生達が部品を製作し造りあげたオリジナルのF4マシン。2018年にはシリーズチャンピオンも獲得している(JFA-F4マシン)
中ホールにある「NATSブース」では学生渾身のカスタムカーが勢揃い。多くの人を唸らせた
当時のサービスマニュアルを活用し見事リフレッシュ。樹脂部品の傷みもなかなかのものっだっだそうだ(アルシオーネ)
トヨタ86をベースに製作したという「GR STANCE」は注目の的だった
ガソリンタンクを変更し、改造申請をすれば行動も走行可能
ツートンカラーの修正にかなり苦労したそうだ(アルシオーネ)
イエローから純正色に全塗装して生まれ変わったアルシオーネ