メルセデス「マイバッハ」がいよいよ初のEVモデル導入へ。第1弾は「EQS SUV」

■上位グレード「EQS 580」と同様のトリプルディスプレイ・ハイパースクリーン・ダッシュボードを標準装備

メルセデス・ベンツ「マイバッハ」は、現在ブランド史上初となるフルエレクトリッククロスオーバーSUV「EQS SUV」を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

メルセデスマイバッハ EQS SUV_002
メルセデスマイバッハ EQS SUV 市販型プロトタイプ スパイショット

EQS SUVは、2021年のミュンヘンモーターショーでコンセプトカーとして初公開、「エレクトリック・ウルトラ・ラグジュアリー・クロスオーバー」として市販化が予定されていますが、ついに発売が目前に迫っているようです。

メルセデスマイバッハ EQS SUV_010
メルセデスマイバッハ EQS SUV 市販型プロトタイプ スパイショット

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、以前よりかなりカモフラージュが削ぎ落とされ、ヘッドライトとテールライトは完全に露出、最終デザインが見えてきています。

プロトタイプのため、メルセデス最高級ブランドにしては豪華さを感じないかもしれませんが、最終市販型では、高価なツートンカラーの塗装、特徴的な合金ホイール、マイバッハ独自のピンストライプグリルとバンパーなど、ショーカーに、より近い外観になることが期待できるでしょう。

また、標準のEQS SUVは5人乗りレイアウトで、トランクに3列目のシートをオプションで追加できます。しかし、2021年のコンセプトと同様に、市販型マイバッハ EQS SUVは、2列目にコンソールで区切られた2つの独立したシートを提供する予定で、3列目のオプションはないと思われます。

內部には、ベースモデルのエントリーグレード「EQS 450」とは異なり、上位グレード「EQS 580」と同様のトリプルディスプレイ・ハイパースクリーン・ダッシュボードを標準装備しますが、より豪華なレザートリムと異なるキャビンレイアウトにより、これらのクルマの両方を凌駕するでしょう。

マイバッハバージョンがどのパワートレインを搭載するかは不明ですが、「EQS 580 4MATIC」と共有する可能性が高く、その場合、最高出力543ps・最大トルク858Nmを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムを搭載。0-100km/hは4.5秒で加速し、最高速度は209km/h、1回の充電で373マイル(600km)の航続距離を目指し開発が進められています。

マイバッハEQS SUVのワールドプレミアは2023年初頭とみられ、価格は150,000ドル(約2,200万円)と予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる