キアのフラッグシップSUV「EV9」の実力が明らかに。デビューは近い?

■「HDP」(ハイウェイ・ドライビング・パイロット)を搭載したブランド初のモデル

起亜は現在、フラッグシップ次世代電気クロスオーバーSUV「EV9」を開発中ですが、その詳細がわかってきました。

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キア EV9 市販型プロトタイプ スパイショット

EV9は、2021年11月のL.A.オートショーでコンセプトモデルとして初公開された3列シートのフルエレクトリックSUVで、北米を初め欧州などで発売が決定しています。

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キア EV9 市販型プロトタイプ スパイショット

今週、韓国の南陽R&Dセンターで開催された、現代自動車グループ会議で発表された内容によりますと、市販型では、「EV6」と同じ「E-GMP」プラットフォームを採用、2023年上半期に生産が開始されるといいます。

また「HDP」(ハイウェイ・ドライビング・パイロット)を搭載したブランド初のモデルとなることも確認。フルサイズ高級セダンの Genesis G90 向けにすでに発表されている「HDP」は、レベル3の自動運転システムで、ドライバーは、潜在的な事故を回避するために人間の介入が必要な緊急時にのみ、クルマを制御する必要があるものです。

EV9の開始価格は、約50,000ドル(2023年1月4日のレートで約655万円)と、テスラ「モデルY」を含む他のエレクトリック3列SUVよりコスパが高いことも判明しました。

キャビン内では、ステアリングホイールの後ろに薄型のスクリーンを配置、もう1つのディスプレイはセンターコンソールにあり、縦長のレイアウトを確認することができます。

EV9は、2027年までに登場することがすでに確認されている、7つのピュアエレクトリックモデルの1つにすぎず、新しいモデルのうち2つはピックアップ トラックで、1つは専用の電気プラットフォームに乗っており、もう1つはICEに使用されるアーキテクチャの適応に乗ることがわかっています。

EV9市販型は2023年の第1四半期にデビュー予定が濃厚です。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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