■雪に調和するどころか、バンパーのディテールまで確認
VWは現在、大ヒットクロスオーバーSUV「ティグアン」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
プロトタイプは12月中旬にも豪雪のフィンランド北部に出現しましたが、その時はクローム調のウィンドウトリムと、ルーフレールを装備、足回りには小径ホールが装着されていました。また黒いボディのためフロントバンパーのディテールが見えにくかったこともありました。
しかし今回は、雪に溶け込もうとしたのかホワイトボディで登場、しかし雪に調和するどころか、バンパーのディテールが確認できます。
ただし、ヘッドライトをはじめ、グリル、C型エアインテークアクセント、ドア下部のトリム、現行型ティグアン「Rライン」を模したマフラーにいたるまですべてダミーのようです。しかしフロントエンドには、最新のMk8ゴルフに見られるような、より狭くスポーティなグリル開口部を装備するだろうと予想されます。
次期型のプラットフォームにはEV向けの「MEB」ではなく、「MQB Evo」の進化系を採用。ボディの拡大が予想されています。キャビン内では、統合されたスクリーンが独立したユニットに置き換えられハンドルの後ろにデジタルインストルメントクラスターが配置されます。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドなどをラインアップ、前輪駆動と全輪駆動の両方のトランスミッションオプションが提供されるでしょう。
ティグアン次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想されており、中国専売の「ティグアンクーペ」の他国導入も噂されています。